八
番
隊
隊長がほとんど仕事をしないため、副隊長が隊の実権を執っている。週に一度京楽が女性隊士ばかりを集めて飲み会を開いているという噂がある。
隊花:極楽鳥花(ごくらくちょうか)特色:すべてを手に入れる
京楽春水
(きょうらく しゅんすい)
声 - 大塚明夫
身長192cm 体重87kg 7月11日生まれ 好きなもの・酒饅頭 嫌いなもの・抹茶
護廷十三隊八番隊隊長
上級貴族・京楽家の次男坊で足袋を履かない。隊長の羽織の上に女物の着物を羽織り、女物の長い帯を袴の帯として使うなど派手な格好をしており飄々とした性格。振る舞いは軽薄、酒と女が好きで仕事や争い事を嫌い、一見すると隊長としての品格を疑われそうな男だが、実は誰よりも思慮深く、真実を見通す力に優れており、いざというときになると冷静で的確な判断を下し、戦いに対して非常にシビアで敵味方関係なく悪として勝利のみを優先する結果主義者である。浮竹十四郎の親友で、彼と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長であり、浮竹や元柳斎、卯ノ花と並び100年来からの古参の隊長でもある。元柳斎を「山じい」と呼び、時にはタメ口で話す。また、十番隊の松本乱菊とは飲み仲間で、七緒を溺愛している。戦闘スタイルは大小の斬魄刀による二刀流だが、本気を出さない時は一つの刀で持つ手を交互に変えながら戦う手法を取っている。
ルキアの処刑の是非を巡る騒動の際に浮竹と協力し、ルキア救出を手伝ったが、元柳斎との戦いを余儀なくされた。バウント篇では涅マユリと何度か対立している。ちなみに、隊長の羽織の上に羽織っている女物の着物は安物だが、髪を結んだところにつけている風車の小物はとても高価なもの。
著作の「バラ色の小径」はまったく人気がないが、なぜか写真集の「腕まくら」は、完売になるほど人気である(とは言え、写真集は他の隊長より初版が少ない上、重版されてもいない。)。羽裏色は蘇芳色(すおういろ)。
藍染の現世侵攻の際は他隊の隊長と共に出陣し、藍染一派を迎え撃つ。戦場ではスタークと対決し、一時はワンダーワイスの出現を察知したスタークによって戦闘不能状態に陥るも、スタークとラブ・ローズの交戦に乱入し、『花天狂骨』の能力で勝利を収める。またこの決戦内で、元部下であるリサと再会を果たす。
斬魄刀:『花天狂骨(かてんきょうこつ)』
十三番隊隊長・浮竹の斬魄刀と共に尸魂界でただ二組しか存在しない二本一対の斬魄刀。全斬魄刀の中で唯一封印時から二本一対で普段は大小として携帯しているが、能力解放と共に青龍刀のような形状に変化する。『花天狂骨』が発する霊圧領域内で『花天狂骨』が提示する「遊び」のルールを京楽を含めて敵に従わせる能力を持つ。それ故にそのルールによっては京楽自身もダメージ・不利となり得るリスクも生じ、【卍解】は、浮竹曰く人目がつく場所では好ましくないらしい。劇中で登場した「遊び」のルールは下記の通り。
GC版ゲーム『黄昏にまみえる死神』やDS版ゲーム『蒼天に駆ける運命』、PSP用ゲーム「ヒート・ザ・ソウル3」では風を使った技を多彩に使う。原作では推定しにくいが、アニメでは解放しても刀身の長さは脇差の方が短く、脇差で相手の間合いをつめ翻弄し太刀で相手をしとめる戦い方が適していると述べている。
解号は「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う『花天狂骨』(はなかぜみだれてかしんなき てんぷうみだれててんまわらう『~』)」
嶄鬼(たかおに)
「高いところへいったほうが勝ち」というルールで、相手より先に高い位置に着くことで効果を発揮する技と思われるが、相手の反撃により攻撃が中断されたため詳細は不明。
影鬼(かげおに)
「影を踏まれたら負け」というルールで、相手の影を踏むことにより相手の影の中から攻撃する。影の中に潜んだり、影に刀を刺すことで影内の別の場所から斬撃を放つといった攻撃方法がある。
艶鬼(いろおに)
発動中は花天狂骨の持ち主と相手が交互に色を口にし、その色が付いている部位のみを斬れるというルール。一度口にした色は双方が斬ることができるようになり、攻撃力は色を口にした際の自分のリスク(=自分が身に纏っているその色の多さ)によって決定される。リスクが大きければ掠り傷程度の斬撃でも大きな裂傷となり、逆にリスクが0の場合(=自分が身に纏っていない色を宣言した場合)、例えその一撃が相手に深手を負わせるほどの力があっても浅い傷となってしまう。
技「不精独楽(ぶしょうごま)」
斬魄刀を両手に一本ずつ持ち、回転することで風を起こし、相手の行動を阻害する。
伊勢七緒
(いせ ななお)
声 - 生天目仁美
身長164cm 体重48kg 7月7日生まれ 好きなもの・羊羹 嫌いなもの・抹茶
護廷十三隊八番隊副隊長・女性死神協会副会長
眼鏡をかけた生真面目な女性で、普段は京楽の秘書のように振舞う。ふらふらしている隊長に憤りを感じていることも多く(あまりにも仕事をしない京楽を椅子に縛り付けていたりもしている)、素気ない態度が目立つ。その一方で「数歩下がってついていく」という発言や、元柳斎との対決に際して彼の身を案じるなど、敬慕する面が垣間見える。戦闘においては冷徹な一面も持つ。110年前から護廷十三隊に所属し、当時八番隊副隊長を勤めていた矢胴丸リサと毎月一日は読書をして過ごしていた。この頃は現在の草鹿やちると同程度の体格だった。本編での戦闘シーンがないにもかかわらず、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル3』に登場しており、瞬歩と鬼道を組み合わせた戦闘スタイルを持っている。斬魄刀は名前・能力共に不明。女性死神協会での活動では会長のやちるに代わって会員達を仕切っているが、彼女らの行動に悩まされることも。
『カラブリ+』では、バレンタインチョコを期待する京楽に素っ気ない態度をとりつつも、実はチョコを作っていたなどといったツンデレっぷりも披露している。趣味は読書で雛森とは読書仲間。休日は図書館通いかショッピングで過ごしている。自身の連載である読者の悩みやぼやきを一喝する瀞霊廷通信内のコーナー「大概にしてください」はトップ3を誇る人気を持つ。
円乗寺辰房
(えんじょうじ たつふさ)
声 - 桜井敏治
身長206cm 体重145kg 7月8日生まれ
護廷十三隊八番隊第三席・副官補佐
大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。必殺技は「崩山剣舞」(ほうざんけんぶ)だが、周囲から見ると刀を振り回しているようにしか見えない。この技を使ってチャドを倒そうとするが、一瞬にして敗れた。また、砕蜂に密かに想いを寄せており、立体映像の砕蜂に自分を殴ってほしいと言ったこともある。
斬魄刀:『崩山(ほうざん)』
解放と共に巨大な羽子板のような形状に変化する。斬撃に風を纏って攻撃する。設定はゲーム『紅に染まる尸魂界』にて判明。
解号は「乱舞せよ『崩山』(らんぶせよ『~』)」
矢胴丸リサ
(やどうまる りさ)
声 - 服部加奈子
110年前の護廷十三隊八番隊副隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。
名古屋弁と 関西弁を話し、セーラー服を着ている。眼鏡におさげと一見して真面目そうな外見だが、実はエロ本好き(アニメ版では18禁ではない水着グラビアの本に変更)。口調は結構きついが仲間を気遣う一面もある。エロ本は羅武に2日に1回は貸したりしており、本人は1日に2回読む。本人曰く「スケベではなく、興味津々なだけ」。隠れているものほど見たくなる性格らしい。
虚化するとダイヤの形をし、十字模様が入った仮面が現れる。
110年前は護廷十三隊の八番隊副隊長で京楽の部下。現副隊長である七緒とも面識があった。その当時は下がスカート状になった死覇装を纏っている。101年前に京楽の推薦によりテッサイの代わりに魂魄消失案件の始末特務部隊の一人に選ばれた。虚化した拳西達と戦うが、藍染達の策略に嵌り虚化してしまった。
空座町での藍染一派との決戦では、日番谷とひよ里と共にハリベルと対決した。
斬魄刀:『鉄漿蜻蛉(はぐろとんぼ)』
解放すると、大槍状の武器に変化。
解号は「潰せ『鉄漿蜻蛉』(つぶせ『~』)」