四
番
隊
四番隊は救護・補給専門の部隊であり、所属隊員の平均的戦闘能力は他隊にくらべて低い。そのため他の部隊(特に十一番隊)に馬鹿にされがちで、様々な雑用を押し付けられている。霊力を治癒能力に変える死神がまとめて配属されている可能性が高く、確認されているだけでも十四もの班がある大所帯。前線で戦わないため基本給料はわりと安い。また、四番隊には一人ずつ特製の滋養強壮剤が渡されている。月に一度、卯ノ花により生け花教室が開かれている。
隊花:竜胆(りんどう) 特色(花言葉):悲しんでいるあなたを愛する
卯ノ花烈
(うのはな れつ)
声 - 久川綾/演 - 笠原弘子
身長159cm 体重45kg 4月21日生まれ 好きなもの・濃い味 嫌いなもの・薄味
護廷十三隊四番隊隊長・女性死神協会理事長
落ち着いた容姿で言動共に静かで穏やかな女性。既に200年以上在任している浮竹・京楽をして「大先輩」と呼ばれる、元柳斎に次ぐ古参の隊長。趣味は生け花で特技は剣道。髪がかなり長く、量も多い。意外に巨乳。救護専門部隊の長であり戦線に出ることは余りないため、現段階では彼女の戦闘力は不明であるが『カラブリ+』による戦闘データでは攻撃力、鬼道・霊圧、知力が最高(100)でそれ以外のデータも高水準の数値を有する(総合値では隊長の中でもトップクラスで山本総隊長と藍染に次ぐ)。羽裏色は灰桜(はいざくら)。
尸魂界での騒動においては、藍染の「死体」のもつ微かな不自然さをただ一人感じ取り、日番谷と同様に藍染の謀略に気づいたため、死神側が迅速な行動を取ることができた。破面編では白哉・剣八・マユリと共に虚圏へ侵入し、茶渡とガンテンバインに救護を施した後、現世に駆けつけようとする一護に同行する。
基本的に温厚な人格者だが、言うことを聞かない患者は笑顔で威圧して黙らせることもある。『カラブリ+』などギャグパートでは腹黒さが目立つ(アニメの「死神図鑑ゴールデン」では志波岩鷲の愛猪ボニーちゃんを鍋の材料にした)ものの、アニメで山田花太郎からコンビニ開設の案を出された時に、化粧品も置くように言うようなほのぼのした一面もある。休日には薬草探しのために登山しているが自分の足ではなく『肉雫?』を使って登っている節がある。
『カラブリ+』の「瀞霊廷通信」の単行本紹介欄(ジャンプコミックスのそれのパロディ)を見ると、山本総隊長を除いて唯一千を超える巻数の単行本を出している。山本と卯ノ花についで長いのは京楽春水の146巻。
斬魄刀:『肉雫?(みなづき)』
巨大なエイに似た生物に変化し、呑みこんだ者に対し治癒能力を発揮する。封印状態の時は普通の刀よりもかなり曲がった刀身をしており、肩掛け用の紐がついている。なお封印時には余程のことが無い限り勇音に携帯させている。解号はまだ不明。
虎徹勇音
(こてつ いさね)
声 - ゆかな
身長187cm 体重70kg 8月2日生まれ 嫌いなもの・かまぼこ
護廷十三隊四番隊副隊長・女性死神協会理事
救護隊副官であるため主官の卯ノ花同様余り戦線には出ない。十三番隊第三席・虎徹清音の姉。女性キャラクターの中でもかなりの長身で、優男風の体格容姿だが、優柔不断な性格でかなりの怖がり。
捕捉・伝達系の鬼道(縛道)・「天挺空羅(てんていくうら)」を使用し、各死神達に藍染達の叛逆を即刻伝えるといった鬼道の能力もみせる。
ドラマCDより清音曰く「隠れ巨乳」。好きなものは栄養が無く身長が伸びなさそうだからという理由でおかゆ(本人はこれ以上身長を伸ばしたくないと思っている)で、三食おかゆでも良いらしい。趣味は生け花で特技は裁縫。休日は妹に会いに行って過ごしている。
斬魄刀:『凍雲(いてぐも)』
封印時から雪の結晶のような形をした鍔を持ち、能力解放と共に刀身が三本に分かれた形状に変形する。能力は不明。
解号は「奔れ『凍雲』(はしれ『~』)」
縛道の五十八 ?趾追雀(かくしついじゃく)
対象の位置を捕捉する縛道。
縛道の七十七 天挺空羅(てんていくうら)
複数の人物に同時に音声を伝える縛道。
詳細は鬼道を参照。
伊江村八十千和
(いえむら やそちか)
声 - 青山穣
身長179cm 体重70kg 2月29日生まれ
護廷十三隊四番隊第三席・第一上級救護班班長 男性死神協会副会長
眼鏡をかけたまじめな死神。四番隊の前線指揮を担当し、治療能力は副隊長の勇音に匹敵する実力者だが地味。他隊の三席より実質的な地位が低く、十一番隊五席の弓親にまで格下扱いされることに不満を覚えている。まめに記録を出しており、十一番隊の悪口を綴っている(しかし、その上から線をして横にまともな文を書き直すのがもっぱら)。よく荻堂に変態扱いされ、からかわれている。アニメでは怒っている際に感情が高ぶると乱暴な口調になる。
山田花太郎
(やまだ はなたろう)
声 - 宮田幸季/演 - 村上耕平
身長153cm 体重45kg 4月1日生まれ
護廷十三隊四番隊第七席・第十四上級救護班班長
鬼道を治癒に使える。真面目な性格だが、天然でヘタレ気味。先輩がいたずらで渡した小麦粉玉を、隊支給の薬だと思い込んで携帯している。またよく叱られてもいるようで、席官としての威厳は皆無。
席官だが六番隊の隊舎牢の清掃係を務めていたときにルキアと出会い交流を深める。一護の話もルキアを通じて聞いていた。その後、偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。そのことが発覚して独房へと入れられるが、六番隊の理吉に助けられ、恋次を治療、彼にルキア救出を託した。単行本のおまけページに多く登場する。コン曰く「冴えないくせに女子にもてるルックス」らしいが、実際に尸魂界で女性死神からもてているかは不明(可愛がられてはいた)。破面篇ではルキアを助けるため虚圏へ白哉に同行する。
アニメでは卯ノ花に現世を見て来いと言われ派遣されたが、第63話で一瞬だけ登場した後「死神図鑑ゴールデン」にて現世で仕事の面接を受けるものの、全て不採用になり空腹で倒れたところを、とあるコンビニの店長に拾われ、バウント篇ではそのコンビニで岩鷲と共にバイト生活を送った。その甲斐あって、研修も受け尸魂界にコンビニを設立しようとしたことも。それ以外でも134話で限定解除の簡略化と破面の霊波調査のために現世に向かうリンの案内役として現世に派遣される。弓親と共にギリアンを倒す実力を披露している。一度、斬魄刀を紛失したことがある(しかもかなり長い間気づかなかった)。
斬魄刀:『瓠丸(ひさごまる)』
単行本のおまけページに登場。アニメでは解放したものの、本編では解放形態は未登場。斬りつけた相手の傷を取り込み癒す能力を持つ。だが、取り込まれたダメージが一定量に達すると、メス型の攻撃形態「朱色瓠丸(あけいろひさごまる)」へと変形し、取り込んだダメージ分全てを敵にぶつけることができる。最大出力での攻撃力は更木剣八が一目置くほど。ギリアン級大虚にも大きなダメージを与えた。ダメージ蓄積量は、後述の龍紋鬼灯丸(斑目一角の斬魄刀)同様、赤い色のゲージで判別できる。
ゲージ蓄積量が一定量より少なくても「満たせ『瓠丸』(みたせ『~』)」の掛け声で解放(始解)できるが、この場合、相手に与えられるダメージはきわめて少ない。
荻堂春信
(おぎどう はるのぶ)
護廷十三隊四番隊第八席・第一上級救護班副班長。 男性死神協会理事
身長175cm 体重60kg 4月14日生まれ
美形青年。重要な役回りでもなく、セリフもほとんど無い割には登場回数が多い。人にちょっかいをだすのが好きで黒いイタズラ心があり、上司の伊江村を変態扱いしてからかっているせいか、あまり好かれていない様である。容姿のせいか女性死神からもてている。 死神図鑑ゴールデンでダンボールいっぱいの手紙が届いたこともある。
男性死神協会での伝令神機の新デザイン発表ではコロス機能(気に入らない人を登録するとこちらの番号を変えながらその人に1日100万回イタズラ電話をかけ続けるというもの)という恐ろしい機能を平気で提案するなど、容姿とはかけ離れた性格である。アニメ版では登場しているものの台詞がない為、声優がいない。
山田清之助
(やまだ せいのすけ)
110年前の護廷十三隊四番隊副隊長。