三
番
隊
三番隊隊舎には、市丸が植え育てた柿の木がある。さらに、市丸がいた頃は、彼の行う悪戯や意地悪の被害にあっていた隊士も数多くいた模様。京楽たちによるとローズの前の隊長は殉職したらしい。
隊花:金盞花(きんせんか) 特色(花言葉):絶望
市丸ギン
(いちまる - )
声 - 遊佐浩二/演 - 土屋裕一
護廷十三隊三番隊隊長→後、謀反により虚圏へ。
流魂街出身。常に薄ら笑いを浮かべたような顔をしており、関西弁(実際は京都弁)で喋る(アニメ版では京都育ちの遊佐氏がチェックしている)。見た目・言動共にいかなる時も飄々としており、近しい人間であっても本心が読めないが、双極の丘での別れ際のやり取りなど、乱菊に対してのみ別の一面を見せる事もある。ルキアからは初対面から恐怖を抱かれており、尸魂界篇では処刑寸前のルキアの心を弄び貶しつけた。
十番隊副隊長・松本乱菊とは同期であり、幼馴染。幼少時代に道端に倒れていた乱菊に声を掛け、一時期は同居していた。乱菊曰く「行き先を告げずに消える悪い癖」があるらしい。
三番隊隊長だったころには瀞霊廷通信に「んなアホな」という題名で連載を持っていた。現在は所在不明のため休載中。
三番隊の隊長になる前は五番隊の副隊長を務め、藍染の信頼を受けた部下だった。日番谷達から疑惑の目を向けられながらも平然と謎の行動をとり続けており、かつての上官であった藍染との関係も悪化していたと思われていたが、裏で藍染の信頼を受け暗躍していた。三番隊員の9割ぐらいは彼のファンである。飄々としているが腹黒い性格という面が受けたのか、人気の登場人物でもあり、作者も「不気味に描いているつもりなのに何故か女性人気が高い」と語っている。
趣味は人間観察。特技は針の糸通し。好きな食べ物は干し柿で、子供の頃からの大好物である。嫌いな食べ物は干し芋。休日の過ごし方は散歩。三番隊隊長だったときの羽裏色は白殺し(藍白)。瞳の色は、原作では淡い水色、アニメでは真紅、ゲーム『蒼天に駆ける運命』、『黒衣ひらめく鎮魂歌』では黄色となっている。
110年前は真央霊術院を1年で卒業した逸材である五番隊の新入隊員。当時の三席を瞬殺し、当時副隊長だった藍染に見込まれていた。
アニメのおまけ「アランカル大百科」の司会を務めている。東仙やドンドチャッカにコーナーを取られたり、バワバワに食べられかけたりと扱いの酷さが目に入る。
斬魄刀:『神鎗(しんそう)』
封印時は脇差の形状をしており、能力解放と共に刀身が伸縮自在となり、敵目掛けて刀身を伸ばしての強力な一撃で攻撃する。羽織で隠して相手が油断している所に開放して攻撃したり、離れている相手も確実にしとめたりするなど奇襲にむいている。ゲームでは天にむけて刀身をのばし、雨のように大量の槍を降らす槍紗雨を使う。
解号は「射殺せ『神鎗』(いころせ『~』)」
吉良イヅル
(きら - )
声 - 櫻井孝宏/演 - 北村栄基
身長173cm 体重56kg 3月27日生まれ
護廷十三隊三番隊副隊長(市丸謀反後は隊長業務を兼任(劇場版2では、隊長権限代行と呼ばれた))・男性死神協会理事・元は恋次、雛森と共に藍染の計らいにより五番隊だったが、恋次の後に四番隊に所属していた模様。
瀞霊廷の下級貴族出身。生真面目な性格でやや気弱。己の使命や上の言うこと、特に市丸ギンには、絶対の信頼を寄せているため、自身のあらゆる感情を押し殺して従う。恋次・雛森とは同期で、檜佐木は先輩。真央霊術院に首席合格しており、その同級生だった頃は雛森に好意を寄せていた。父の名前は景清、母の名前はシヅカ。趣味は俳句で挿絵は雛森が描いている。作家仲間で檜佐木と仲が良い。好きなものはところてん。なお、市丸の好物である干し柿は嫌いである。元四番隊であり、治癒能力も使用できる。
尸魂界篇ではその性格を藍染に利用され、藍染の思惑も知らないまま、市丸と共に暗躍することになる。乱菊との戦いの後、勇音の天挺空羅により雛森の重傷を知ることで自分が利用されていたことに気づく(隊長であった市丸に裏切られ、置いて行かれたことに対して僻みに近い感情を抱き、『カラブリ+』では何かにつけて市丸ネタをひきずっている)。藍染の現世侵攻の際は転界結柱の守護を担当。破面アビラマ・レッダーとの対決に勝利し、後にアヨンによって負傷した乱菊達の治療を行う。
また人気投票では徐々にではあるが順位が向上しており、第4回人気投票では9位を獲得。ついにトップ10入りを果たした。
アニメのバウント篇では古賀のドール・ダルクに苦戦する一護を救出し、斬魄刀『侘助』の力でダルクを圧倒する活躍を見せている。
斬魄刀:『侘助(わびすけ)』
能力解放と共に刀身が中程から鉤状に変形、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を倍々に重くする能力を持つ。吉良曰く「(相手が)重さに耐えかね、侘びるに自らの頭(こうべ)を差し出す、ゆえに侘助」とのこと。重さに耐えかねて頭を差し出した相手は、鉤状の刃で引っ掛けられるように首を切り落とされる。
解号は「面を上げろ『侘助』(おもてをあげろ『~』)」。
鳳橋楼十郎
(おおとりばし ろうじゅうろう)
声 - 樫井笙人
110年前の護廷十三隊三番隊隊長→後、仮面の軍勢(ヴァイザード)の一員となる。他の仮面の軍勢の仲間には「ローズ」と呼ばれている。
ナルシスト風な伊達男。通称ローズ。髪型はウェーブのかかった金色の長髪、服装は70年代ハードロック風でギターを持っている。羅武と共にいることが多く、羅武のことをラヴと呼ぶ。 羅武がジャンプを読ませなかったり自分のジャンプコミックスを先に読むことに不平を言うこともある。口調や態度は仮面の軍勢の中ではどちらかというと穏やかな方だが、自身の言動にやや陶酔する傾向にあり、羅武にツッコまれたりしている。
虚化すると鳥の頭のような仮面が現れる。指揮者のような手の動きで、複数の大虚をコントロールできる。
110年前は、当時の一昨年から護廷十三隊の三番隊隊長を務めていた。101年前に魂魄消失案件の始末特務部隊の一人に選ばれ、虚化した拳西達と戦うが、藍染達の策略に嵌り虚化してしまった。
空座町での藍染一派との決戦では、重傷を負い戦闘不能になった京楽と浮竹の代わりに、ラブと共闘してスタークと対決、追いつめられたところを京楽の加勢で事なきを得る。
斬魄刀:『金沙羅(きんしゃら)』
開放すると、薔薇の花が先端についた鉄製の鞭の形状に変化。
解号は「奏でろ『金沙羅』(かなでろ『~』)」
技「金沙羅奏曲第十一番“十六夜薔薇”(きんしゃらそうきょくだいじゅういちばん“いざよいばら”)」
先端の薔薇を対象に刺し、鞭を指で演奏するように奏でる事で、その薔薇から楕円形の爆発を連続で起こす。