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エピソード[:最高の誕生日が始まった≪ミラコスタ編≫(前編)

ある休日の朝、いつもより少し遅く起きたパパは眠い目をこすりながら寝室から
起きてきた。

「ねえ!空いてるよ!!」相方の声がする。
「どこが・・・」パパのだるい声。。。
そして、次の声でバッチリと眼が覚めたのである。

ミラコスタッ!!ハルカの誕生日に泊まりで行く?!

ミラコスタ?・・・あの、ミラコスタ?・・・・・半年先まで予約いっぱいのミラコスタ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マジかッ!!( ̄□ ̄;)

「えッ?なんで空いてるの?いつ!」
「平日なら空いてるよ!ほら・・・」
朝からパソコンをいじっていた相方がディズニーランドのサイトを見ていたのだった。

今年のハルカの誕生日は土曜日。なので、今年は是非ディズニーランドに行って
誕生日をお祝いしようということになっていたのだ。
早起きの相方は、その為の下調べをしていたらしい。そして思わぬ発見。。。
もともと泊まりで行くつもりではあったが、周辺のホテルで
土日で行こうと思っていたのだった。

そこにきて、念の為に予約状況を確認したママが大金星である。前日の金曜なら
”若干の空室が有り”になっているではないか!!
最初から諦めていたパパは、調べることすら怠っていた。。。
ダメだねそんなこっちゃあ(反省・・・)

い・・・い、行っちゃうか?み、みらこすた・・・

すでにパパの頭の中では”会社は休む、絶対休む、理由は何にする?”・・・
・・・グルグル回っていた。。。
そして、「よしッ!すぐ予約しよう!どの部屋だ!
すでに行く気になったパパは、急に他の人に取られないか心配になってきた。

こんなチャンスはない!これを逃せば一生行けないかもッ!!大袈裟な感情が
膨らんできていた。。。小心者である。
最初から諦めて眼中に無かったのが一転、現実になるのかと思うと
少しドキドキしてきたパパは相方をせかした。

「朝めしなんかあとじゃ!とっとと予約するんじゃ〜!!」


そこへ何も知らずに起きてきたハルカ。パパがニンマリして言う。。。
「ハルキチぃ〜、誕生日はディズニーでお泊りしちゃう〜?」
「え?遊んでから帰らなくていいの?」「そうだよぉ〜。すぐに寝れるし、次の日は
ランドに行って遊ぶなんて、すごいと思わな〜い〜?♪」
ニンマリに磨きが掛かる。

「お泊りするぅ?」「うんッ!するするぅ〜!!
全員、朝めしも食わずにパジャマ姿でパソコンに向かう・・・バカ家族であった。

そんなこんなで、ついに部屋をゲット。
宿泊する人には特典があった。ショー付きのレストランの予約なども電話で
できてしまうのだ。朝一番でダッシュして予約を取りに行かなくてもいいなんて。
。。。素敵♪。。。

金曜のシーの混雑予想は5段階のレベルの2(結構空いてる)だったので、
前回の屈辱を晴らす
には絶好のチャンスであることもわかった。
あとは、ハルカが当日風邪をひかないことだけがポイントとなった。。。

          :
          :

そして、当日の朝。。。ハルカは全開バリバリだった。
「ハルちゃ〜ん!ミッキーさんとこ行くよ〜」
今までに見たことのない速さで(呼んでから、恐らく一秒も経っていない)すくッと
起き上がると満面の笑みでこっちを見た。朝の6時である。
人っていきなり90度体を持ち上げることができるんだ。。。
そう感じた瞬間である。

もちろん我が家はいつも通りに電車でGO! εε [。。。。]‐[。。。。]‐[。。。。]
6時半には家を出ていた。。。

平日(金曜)なので通勤ラッシュが怖かったが、ラッシュ直前の時間帯だったので
ストレス無く到着できた。^^
今日のシーは9:00開園。8:20には現地の駅に到着。
いつもと違うのは、まずディズニーリゾートライン(モノレール)の横にある
ウェルカムセンターに行くことだった。だって、泊まるんですもの♪
荷物をホテルに預ける手続きをしなくっちゃ!。。。ウキウキ野郎のパパ。

そんなこんなで手続き完了。受付のお姉さんに早速「お誕生日おめでとう!
と言われるハルカ。このあと何回言われるんだろう。。。
ま、本当は明日だが2日まとめて誕生日みたいなもんだから。
前夜祭ってやつね。。。

さてさて、いよいよ本番だ。いつも通りにモノレールでシーに移動開始。
今回は切符ではなく、2日間有効の2DAY用の定期券みたいなものを手続きの
際にもらっていたので、それで改札を通過。これは後々の記念のカードとなった。

ちょうど開園の時間にシーステーションに到着。2DAYパスポート発行も、さっきの
受け付けで全部済んでいるのでチケット窓口に並ぶことなく入園!
宿泊者は、なにかと優遇されているのだ。
それにしても空いている!事前情報どおりのレベル2である。前回はろくに
遊べなかったのでとても嬉しい!
そんでもって相変わらずの晴れ女ハルカ!本当に行事に強いヤツだ。。。
10月で快晴の夏日ですから・・・。

まずは、入ってすぐ右のマンマ・ビスコッティーズ・ベーカリーでジュースを
飲みながら作戦タイム。こんなに空いていれば昼食も楽勝で入れるだろうという
ことで予約に走ることもやめた。

ハルカはさっそく脇にあった売店でミニーのかちゅうしゃを見つけ、いきなり
おねだり。早くも出費。。。しかし、予想以上に似合う。。。^^
花嫁の様に後ろにレースがついているので、将来のハルカを想像してしまい、
しばしトリップのパパ。。。
花嫁姿を想像してニヤつく怪しいオヤジに変身していた。

「行くよ!」相方の言葉に我に返ったパパ。最初は新しく始まったミニーウィッシン
グリングというショーを9:45から観ることに決定。
ディズニーワールドの雰囲気にどっぷり浸かることから始めた。移動開始。

湖に面したリドアイルという場所で見事な踊りと水上ショーが繰り広げられ、
快晴の中でよけいに輝いて見える。「すごいね〜。たいしたもんだね〜」
おのぼりさんのようなセリフを吐く我々。
見惚れるハルカ。。。無心で手を振っている。。。

ショーも終わり、園内移動開始。お決まりのポップコーンを途中でゲットして
ミステリアスアイランドのエリアへ。。。ある意味ポップコーンさえ抱えていれば
満足のハルカ。「これに入れてくれッ!」と言わんばかりに、家から持参した
プーさんの入れ物を差し出し、満タンにしてもらう。

さあ、ハルカもエンジン全開で、最初にたどり着いた海底2万マイルのアトラク
ションがなんと10分待ち・・・。むふふ・・・。今回は”身長制限”と”妊婦お断り”
さえクリアできればどんどん遊べそうだ。

海底の暗闇ではさすがにハルカは「怖い〜」を連発!しかしなんとかクリア。
あとで「ハルちゃん怖かったけど泣かなかったの!」我々に報告してきた。^^;

次に向かったのはアラビアンコーストのエリア。二階建てのメリーゴーランドに
パパと乗り込む。ご満悦で周回。
それからマジックランプシアター。初めて3Dのメガネをかけてワクワクの
ハルカ。アラジンのジニーが3D映像でマジックを披露する。
こちらに飛んでくる3D映像にハルカは手で防ごうとしたり、必死で頭をよけたり
している!からだ全体を動かし続けるハルカ!面白すぎるぞハルキチ!
予想通りのリアクションが可愛い。。。

ここのエリアをあとにして、次はマーメイドラグーンのエリアへ。前回は休業で
見れなかったマーメイドラグーンシアターを観賞する為にファストパス(予約券)を
取りに行くのだ!

しかし拍子抜け。。。待ち時間10分の表示。
すっげー、さすが空いてる日は違う!「なんだ、このまま入ろう!」
いや〜、初めて観たけどビックリした。
とてもファンタジーで素晴らしいショーだった♪これは観る価値あるね。。。
納得のパパとママだったが、ハルカは途中で出てきた海の魔法使いに、
ただただ怯え、半泣き状態。。。子供にはかなりの迫力だった。^^;

お腹もすいて昼食タイム。空いているのでラクラク入場。。。午前中で、すでに
5つも制覇。前回とは大違い!( ̄^ ̄)


そのまま園内奥のミゲルズ・エルドラド・キャンティーナというレストランでタコスや
パエリアを周遊蒸気船を横目にいただく。平和だなぁ・・・。
凡人の幸せを感じつつ充分に休息した後、いよいよ後半戦。

2:30から始まる、ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルというのを観る
ことに決定。あと1時間あるので移動開始!
空いているので移動もラクラク。園内の鉄道でショー広場のリドアイルへ。
見学場所もしっかりキープして快適に楽しむ三人であった。
ショーを楽しんだ後は、いよいよホテルへ。そろそろチェックインをしなければ
いけない時間だ。いざ!ミラコスタへレッツゴー!

建物内に入ると、すでにチェックインのお客がたくさん並んでいた。 
我々も並ぶ・・・。20分ちょっと並ぶ・・・。たったそれだけだがすごく長く感じる。
なんせ今日はすべて15分以内で事が済んでいるからだ。。。
並んでいる間に、おしぼりが配られる。もちろんちゃんとしたタオル地の。
そしてジュースも配られる。これだけでリッチな気分になる貧乏気質のパパ。

部屋に案内してくれる係りのお姉さんが、「お誕生日おめでとう!」と
ハルカに笑顔。部屋へ案内してもらう途中で「このホテルの廊下には、ピノキオの
風景がたくさん描かれているんだよぉ。ハルカちゃんは気がついたかなぁ?」
やさしく話し掛けるお姉さん。。。

ハルカはピノキオ知りませんけどぉぉおおお!!
(T_T)


気がつくわけもなく、それを見て喜ぶわけもなかった。。。(TT)
ノーリアクションで下を向くハルカ。。。
エレベーターにのるとミッキーの声で「5階に到着ぅ〜」とアナウンス。
ほほぉ〜、子供心をくすぐるなぁ。

「ハルカちゃんは、ミッキーからバースデーカードはもらったかなぁ?」
お姉さんが聞く。私はもらっていなかったので「まだだよね」とハルカに言う。
その時、その場に相方はいなかったのだが、実はチェックインのカウンターで
相方がもらっていたのだ。

そうとは知らずにパパが完全否定。「じゃあ、あとでミッキーからお手紙が届く
かもしれないよぉ〜♪」とお姉さん。。。
そうです、パパの勘違いからバースデーカードを2枚ゲットすることとなって
しまったのです!
(ラッキー♪内容一緒だけど・・・一応名前は書いてもらっているが。。。)

結局、あとでお姉さんがもう一枚持ってきてくれました。
これってバースデーカードを2枚もらう 裏ワザ じゃないか!^^;

「なんだ、もらってたのかよ!」「だって、内緒にしておいて、食事の時に『実は
ミッキーさんからハルちゃんにお手紙預かってるんだぁ』って驚かそうと
思ってたんだもん」
「あ、そう。でも、もうバレたね(笑)」
そんなこんなで2枚いただいたハルキチ。
ちなみに部屋のキーはカード式。これも後の記念品に。

不要な荷物を部屋に置いて、さらに身軽になった三人は足どりも軽く、夕暮れに
向けて再びシーの世界へと飛び出して行くのであった。。。
ロビーの従業員達に、「ごくろう、ちみ達!我々に道をあけてくれたまえよ」。。。
そのぐらいの優雅な(調子に乗った)気分で。。。。。

いやぁ、快調すぎて怖い♪・・・(中編に続く)  なんせ二日分。初の三編分け。

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