エピソード[:最高の誕生日が始まった≪ミラコスタ編≫(後編) ミラコスタでの一晩を過ごし、朝の7:00にお目覚め。 チェックアウト(支払い)は引き落としを選択できるので、カード番号を伝えてある 我々は、カウンターに並ぶことなくそのままホテルを出れる。 これって嬉しいシステムです。時間いっぱいまで朝食を楽しむことができることと なった。 7:30にレストランへ移動。ここは、洋食と和食のバイキングである。当然ここも 予約済み。すぐに案内され、窓際の席を用意される。 まだ開園していないシーが見える。スタッフが掃除をし、普段なら見れない 業務用の車も走っている。夢を創りあげている裏舞台を垣間見た気がした。 それにしても、さすがである。たくさんの選択枠があり、食べるものいっぱい! そして美味しい!今日も快晴だ!ハルカも張り切っている。 ランドは8:00から開園なので、それには間に合わないが、チケットもホテル内で あらかじめ購入できるので並んで買うこともない(これも宿泊者の特権) 8:15分頃になり、朝食を済ませた我々は荷物を持っていよいよホテルをあとに することにした。 最後にホテル内にあるミッキーとミニーのお店に行き、ミラコスタにしか売って いない限定品というのを吟味しながら、お土産を購入した。 ホテルを出た我々は専用の渡り廊下のような通路を進み、直接モノレールの シー駅まで行くことができた。(これも宿泊者の特権)途中、眼下にシーの入場に 並ぶ開門前のお客の群集を見ることができた。(お〜お〜ちみたち、頑張って 並びたまえよ!)、小市民は優越感に浸っていた。 駅の順序からすると、この時間にシーから乗る人はほとんどいないに等しいので ガラガラのモノレールに我々含めて5人だけ。 貸切り状態で一番前のパノラマ席に陣取る。無事にランド駅に到着。 ランドは、すでに開門しているのですぐに入場することができた。 と、そこへ入場と同時に目に飛び込んできたぬいぐるみ達! ハルカも「プーさんと記念写真とるッ!」と、この日ばかりは気合充分。 プーさんだけは、「写真撮ってぇ〜!」と言うわけにはいかず、ちゃんと並ば なくてはいけないシステムになっている。 いつもは、「時間もったいないからね」と言って素通りしてしまうのだが、今回は 誕生日である。素通りするわけにはいかなかった。 花壇をぐるりと一周している列の最後尾に並ぶ。 案内のお姉さんが叫んでいる。 「ここから、50分待ちで〜す!」・・・・・・・。入場して50mのところで、早くも 50分待たされるのかい・・・。実はこの待ち時間が二日間で一番長い待ち時間 となった。 それにしても暑い!思いっきり夏日!カンカン照り! それでも頑張って並ぶ親子。 ハルカも弱音を吐かずに炎天下をひたすら待つ。それなのに、あ〜それなのに! 「プーさんは、お腹がすいて蜂蜜を食べに行きたくなりましたぁ〜! またあとでぇ〜!!」 アホかッ!なに根性無しなこと言ってんだ! 群集を置き去りにして、スキップしながら去っていく姿を呆然と見送る我々・・・。 並び始めたのが8:50分。去っていったのが9:15分。。。実は、我々は今日の 昼食も予約を入れていた。これも事前に電話で頼んでおいたのだが、ショー付き のレストランを一つ前予約ができる。これも特権である。 昼の時間は満杯だったので、予約状況の都合で、ちょっと早めの10:10分から の予約である。でもまぁ朝食が早いから、ランドで動き回ればお腹も空くだろうと 考えていたのだった。 並びっぱなしで全然動き回れてませんけどぉぉおおお!!! こんな調子でお腹空くんだろうか・・・。 不安に思っていたところへ、ようやくプーさんが食事から戻ってきた。 「なにチンタラ歩いてるんだ!!走ってこいッ!!」 そう思いながら見つめるパパ。そして撮影再開。坦々と時間は過ぎていく。。。 その間にも別の色んなキャラクター達が横を通り過ぎていく。一緒に撮りたいが 列を離れられない。相方は別の精算でこの場にいなかったのだ。 戻ってくるまでは列にいなくては。。。。そして再び悪魔の宣言が! 「プーさんは、お腹がすいたので蜂蜜を食べに行ってきまぁ〜す!あとでねぇ〜!!」 「て〜めぇ!ションベンタイムのくせしやがって、な〜にがお腹がすいたじゃ!ダイエットしろやぁ〜ッ!!!」初めてぬいぐるみに殺意を抱いた。。。 どうやら30分に1回休憩を入れるようだ。。。ホントは別の人と交代する のかな。。。ぬいぐるみ着て脱水症状起こすもんね。。。 ただ今、9:50分。昼食タイムまであと20分。。。休息から戻ってくる時間と 我々がレストランに移動する時間を含めれば、並んでいられる時間と撮影時間を 合わせてあと10分しかない! 今さら、撮影を諦めるわけにはいかない!すんごいビミョ〜な順番! 無宗教のクセにこんな時だけ神に祈るパパ。。。次に休息されたらジ・エンド。 「20分間で休息に入ったらぶっとばす!」プーさんにガンを飛ばすパパ。 そして祈りが通じて順番が!念願叶ってハルカもとびきりの笑顔! 「ハルちゃん、今日お誕生日なのぉ!」アピールして抱きしめられまくる! 待った甲斐があった。。。シーでも、ランドでもお誕生日シールをもらい、服に 4個のお誕生日シールを、宣伝するかのように貼りまくった。 無事に撮影を終えた我々は、やっとアーケードの中に入り、その時初めて ランドに来た実感をしたのであった。なんせ入り口広場で1時間以上ですから。 足早に、アドベンチャーランドのポリネシアンテラス・レストランに向かう。 どうやら時間ぴったりだ。食事をしながら、ミッキー達のハワイアンダンスを 楽しむという趣向である。 おなか全然すいてませんけどぉぉおおお!!(T▽T) ショーの途中で、キャラクター達が舞台から降りてきて各テーブルを周り、記念 写真を撮れる時間がある。ミッキーが近くのテーブルにくると、ハルカが 「ミッキーッ!!こっちに来てぇ〜ッ!!」。。。絶叫である。。。 やっと来てくれたミッキー。「ハルちゃん、今日お誕生日なのぉ♪!」 無事に伝達完了。感無量の表情で抱きしめられながら写真に納まる。 そして子供達との一緒のダンスタイムが始まった。 「ハルカ!踊って来い!!」すかさずパパが背中を押す。こんなチャンス なかなかない!キャラクター達と子供達とでステージはいっぱいだった。 パパは必死に最前列にカメラを持って陣取る。踊るハルカを撮る気満々!! まったく見えてませんけどぉぉおおおッ!!( ̄□ ̄;)!! なに後ろに立ってんだッ!!前に出て来い!!・・・・恥ずかしがりやは、 パパの方も見ずに、隣りのミニーを見続けていた。祈りもむなしく、前の子供達の 影に隠れ、ハルカは時折顔を覗かせる程度だった。。。 一枚も写真を撮れずに席に戻るパパ。 ”おかあさんと一緒”には絶対出れないな・・・。そう思った。 楽しい食事とショーの後は、ハロウィーンパレードを観る為に移動。 12:00からと、16:35の二回も観てしまった。なぜ二回も観たかというと、 それは後のお話しになる。。。 一回目のパレードを観終わった我々は、アトラクションめぐりを始めたることに。 カントリーベアシアター、そして魅惑のチキルームへと移動。魅惑のチキルーム は空いてるし座れるし、歩きつかれた時には有り難いアトラクションだ。 薄暗い中で、鳥達の歌声を聞く我々。。。薄暗くて、満腹・・・・・・・・・・zzzz ハルカ、寝ちゃってますけど。。。(-_-)゜zzz 暗くなると眠くなる習性だったことを忘れていた。。。チキルームのあとは 15:10からの”ワンマンズ・ドリームU”というショーを観ることにした。非常に 素晴らしいショーで是非みんなで観たいと相方が推奨。まだ40分ほど前だが、 並ぶために移動した。沢山の行列を発見!と、同時に悪魔の声が響き渡る。。。 「15:10からの公演はこの列までとなっておりま〜すッ!!」 ガックリのパパ・・・。しかたない、次の公演時間は16:40分から。それまで 時間を潰そう。。。スタージェットという高〜いところをグルグル回る飛行機に ハルカと乗った。余裕で乗っている。パパ結構怖いんですけど。。。 次に「蒸気船のマークトゥウェイン号に乗ろう!そして操舵室にいれてもらう のだ!」実は操舵室に入れてもらうことができるのだ!そして場合によっては 警笛も鳴らさせてもらえるのだ。そして最後に証明書のような物をもらえるのだ! そんな情報を入手していたのだ!方法は簡単、「操舵室に入りたいんですけどぉ」と頼めばいいだけなのだぁ〜!d(^-^)! パパは船員さんに尋ねた。。。すると船員さんは悪魔だった。 「今はもう、そのサービスやってないんですよ〜」(▼。▼)y-~~~ くっそ〜この悪魔の船員。ドラクエだったら呪文で消してやるとこだが・・・。 無念・・・。結局、普通に乗った。そろそろ、またワンマンズ・ドリームUに並ぶ 時間だ。今度は1時間近く時間に余裕がある。移動開始。。。パパだけ先に 走った!走った走った!!ΣΣ┏(|||`□´|||;;)┓ そして列の最後尾にたどり着いたパパ。あれ?最後尾のところでロープで 区切られてる。。。振り返ると悪魔が勝ち誇った顔で立っていた! 「16:40分からの公演はここまでで〜す!」 ホンとかよぉ!嘘だと言ってくれぇ〜!バカか俺は! 同じ過ちをするとは!<(T0T)> 息を切らしながらガックリとその場を後にした。そして目の前に16:35からの ハロウィンパレードの準備にかかるスタッフが・・・。走りつかれたパパは二人を 呼び寄せ、そこに座り、二度目の観賞を決めたのだった。。。これが理由。。。 観賞後は早めの夕食。実はここも予約済み。今回は食事に関しては完璧 である。カリブの海賊のコース脇の”ブルーバイユ・レストラン”へ。 楽しく食事&誕生日を宣告すると、デザートにロウソクを灯して持ってきてくれた。 薄暗く雰囲気のあるこのレストランはパパのお気に入り。そう、薄暗くお腹一杯。 またまたハルカ寝てますけどぉぉおお!! しかも、白目をむいてフライドポテトを口にくわえながら頭を大きくグラインド させている!時折、口をモグモグ動かしてさらにビッグウェーブへと頭を揺らす ハルカ!寝てても食べてる・・・本能か。。。はっきり言って爆笑である。 「よし!じゃあ、目の前に見えるカリブの海賊に乗ろう!」ハルカを叩き起こし、 レストランを後にした我々はカリブの海賊へと乗り込んだのだった。 今度はボートからさっきまでいたレストランを見ながら海賊の世界へ進む。 途中で海賊どうし、大砲を発射したり頭上でライフルを乱射したりで 水しぶきがあがる。「当たりそぉ〜(T0T)」ハルカが泣きそうになりながら 頭を抱える。「本物じゃないから大丈夫だよ」パパが抱き寄せる。 ボートから降りたハルカは「途中で怖かったけどパパが守ってくれたのぉ」と 嬉しそうに相方に報告。パパ鼻高々。 次にお決まりの”イッツァスモールワールド”。夜になると、かなり空いてくる。 12人ほど乗れるボートに5人だけ。スカスカで出発。それにしても 各国の子供達に手を振るハルカ。子供の純粋さってほんとカワイイ♪ 19:30からエレクトリカルパレードが始まった。しばし観賞する。夢のある 電飾の数々。。。ディズニーからの誕生日最後の贈り物のようだった。。。 夜も更けてきたので、いよいよ最後のアトラクションを決意。ハルカと相談した 結果”白雪姫と七人のこびと”に決定。10年以上前に一度体験しただけで、 内容はすっかり忘れていた。白雪姫の物語を知らないハルカに、パパが 「魔法使いにやられちゃうんだけど小人と王子様が助けてくれるから 大丈夫だよ!」と説明。 トロッコのような小さい乗り物に三人で乗り込む。それにしても、妊婦には 激しすぎる動きである。すんごい小回りでガコガコ動いていく。 鞭打ちになりそう&流産しそう!(TT) しかも、真っ暗で魔法使いの婆さんばっかり出てくる!こんなんだったっけぇ? いたる所から婆さんが手を伸ばし我々に襲い掛かるッ! こびと達もほとんど出てこないし、王子様にいたっては全然助けに来ない・・・ それどころか一度も顔を見せないッ! ハルカは怯えっぱなしで半泣き状態!! 本当のディズニーからの最後のプレゼントは、魔女の恐怖と毒入り林檎でしたからぁぁあああ!!(T0T) このアトラクションは”恐怖!魔法使いの呪いの館”に名前を変更してください! 帰り際にプーさんの風船を買ってあげ、なんとかハルカを明るい気分に復活 させることができた。この二日間、昼寝もしないではしゃぎまくったハルカ。 とっても疲れたと思う。。。電車に乗り、座席に座った瞬間眠りに落ちた。 家までもたなかったか・・・結局最後は抱っこするハメになるパパ。 爆睡で二度と起きないハルカ。 全身脱力の17キロの子供って鉛のように重いッ!! パパにとっては、二日間で一番疲れた時間帯だった。壮大なスケールで敢行 された、我が家の誕生日プロジェクトはこうして幕を閉じた。。。 : : : 翌日、昨日までの夢心地を吹き飛ばすような重大な事実が発覚した。 予算大幅にオーバーしてますけどッ! ざっと4万のオーバーであった。 夢の世界は、時に”残酷な現実の世界を助長する”ものとなることを身にしみて 感じた瞬間であった。しかしながら、それすらも吹き飛ばす至福の思いは、 やはりディズニーワールドのパワーならではと、実感させられたのだ。 少なくとも最高の誕生日を過ごせたのは間違いなかった。 これ、いつか下の子が知ったらスネるだろうなぁ。ど〜しよう。。。 まだまだとうぶん伝説は続く・・・(完) |
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