エピソードZ:思わぬ天気で始まった≪温泉旅行編≫(前編) トンネルを抜けるとそこは・・・・・・・・・・・夢だった。。。。。 そう!目が覚めた。今日は待ちに待った温泉旅行&イチゴ狩りの日♪ 本日は、朝の5:30起床! 別に、バスや電車の指定時刻があるわけではない。現地に早く到着してできるだけ荒らされていないイチゴ達をほお張りたいだけの単なる”気合”であった。 ハルカをギリギリまで寝かしておいて一足早く起きたパパは眠い目をこすりながら雨戸を開けた。 トンネルを抜ける前から・・・・・・・・・・・雪だった。。。。。 「え〜ッ!真っ白!!」。。。。頭の中も真っ白・・・。歩き回るのに長靴なんぞ履きたくないぞ! よく見れば幸い大して積もっていない。なんとかなるな。気を取り直して準備にとりかかった。6:15。。。そろそろハルカを起こさねば。6:54の電車に乗る為のタイムリミットだ。 「ハルちゃ〜ん。そろそろ起きて〜。おはよ〜」・・・・・・返事が無い。。。そりゃそうだ。いつもより早いし。 「ハルちゃ〜ん。イチゴ狩り行くよ〜」。満面の笑みでガバッと起き上がるハルカ!体内に”イチゴ”がインプットされているらしい。こんな所にもハルカの食い意地は利用されている。 そんなこんなで無事に出発〜!! 少しでも早く出発するために、朝食は行きの電車の中で。幸いこの電車(東海道線)は向かい合いタイプの席。朝だから空いてるし4人分きれいにゲット。 パパとママはパンなのにハルカはおにぎり。気合十分である。約1時間40分の旅だ。行き先は伊豆長岡の温泉街とイチゴ狩り。 天気は曇りで霧雨が降ったり止んだり。それでも傘は使わないレベルで助かった。三島で乗り換え伊豆長岡鉄道で韮山へ。 予定通りに下車。ここから江間イチゴ狩りセンターまでは徒歩20分。ハルカの足では何時になることやら。すぐにタクシーに決定。。。 タクシーのおじちゃんにも「イチゴお腹いっぱい食べるの」と宣言しているハルカ。浮かれポンチ状態である。 イチゴ狩りセンターに着いて、あらかじめ旅行会社から送られてきたチケットを窓口で渡す。実はこのチケットにはひと悶着あった。 ・・・・・数週間前のこと。実は旅行会社には温泉宿しか予約していなかった。 そして、数日後にHPで”イチゴ狩りの割引きチケットでもないかしら♪”パパが会社で検索していると(相変わらず悪代官のパパ)江間イチゴ狩りセンターのHPで営業日状況のページを発見。まぁ土曜日に休みのとこなんてないだろう。。。。 ページを開いてビックリ! 私達が行く日は「満員」で×印が付いてますけどぉ〜ッ!!!(T0T)! 「マジかッ!!」いっぺんに青くなるパパ。イチゴ狩りに行けなかったら殺される!ハルカは一生口きいてくれない!! 実は去年、地元のイチゴ狩りセンターで「もう、今日の分は食べられちゃいました〜」と門前払いされたことがあるのだ。その時のハルカの顔・・・。帰りにイチゴのケーキを買って帰った記憶がよみがえる。。。 もう失敗は許されない!!片っ端に付近のHPを調べて電話番号をメモる。 同時に旅行会社にも電話する。「オプションでイチゴ狩りをしたいんですが可能ですか?」「確認して連絡します」。。。電話口のお姉ちゃん頼んだッ!! 一方でさっきメモした電話番号にかける。「はい、〇〇農園です」「この日にイチゴ狩りできますか?」「夕方遅く来なければ大丈夫だと思いますよ」「予約しなくていいですかね」「大丈夫ですよ」本当か?それとも人気ない場所なのか? とりあえずイチゴ狩りができる場所は確認できた。そして帰宅後旅行会社からメールが。。。。 ”イチゴ狩りのオプション予約取れました”。。。。。助かった・・・。ビビッた・・・・・。 ・・・・・・・そ〜んな思い出深いチケットを自信たっぷりに差し出す我ら。 まだ朝の9:30前。他の客もほとんど来てない。。。 センターの人も「電車ですか?良かったですね。車は雪で高速が渋滞していて観光バスも遅れるって連絡きたところなんですよぉ。」 わはははは!どうだ見たかッ!めずらしく最初からズッコケないでうまくことが運んでいる!怖〜い♪(優越感たっぷり)( ̄ー ̄) 移動用バンに乗り込みハウスに移動。結婚前に来た時には歩いて移動した記憶があるが。。。地面も土だったし。。。ずいぶんとシステム化されたなぁと思いつつ到着。 車を降りるとおなじみのコンデンスミルクの入った容器を渡される。いざレッツゴー!! ハウスに入ると甘い香りが漂っている。残念ながら2番手だったがイチゴはまだまだたっぷりある。赤い群集目指してスタート!! ハルカは早速しゃがみこんで吟味している。赤いのより大きいのを選んでいる様子。。。ちゃんと指導しなおした。甲斐あって今度は赤くて大きいのを選んでいる。。。どこまでもハングリーなハルカ。。。 ママが大きいのを見つけた。「ハルちゃ〜ん、ほら、大きいの見つけちゃったぁ〜♪」「ちょうだい♪」「・・・・」盗賊ハルカ。。。。。 写真撮影をしていたパパもようやく腰を下ろしてイチゴ狩りスタート。「甘〜い。みずみずし〜い!・・・ん?みずみず・・・・水っぽい?」他のもいくつか食べてみる。。。 酸味が無くて甘いだけで水っぽいんですけど〜ッ!! 「え〜ッ?こんなんだったっけ〜?」・・・ママも「なんか味が薄いね。全然すっぱくないし・・・」。。。ハルカは構わず食べ続ける。。。合間をみてママやパパにも採ってくれるハルカ。優しい子じゃよ、おまえさんは。 隣のハウスからも声がする「あんまり甘くないな」・・・甘いんだけど、ただそれだけ。 地に落ちたのか天下の江間さんよぉ〜!!システム化で進化させて味は退化してどうするんじゃ〜!!(T_T) 余談になるが我が家は”らでぃっしゅぼーや”という宅配便に何年もお世話になっている。契約農家や農場から仕入れる野菜や卵、牛乳、パン、果物などなどを毎週宅配してもらっている。(生協に似ている) 無農薬の食料品や旬の食材が毎週届けられ、その季節に収穫できるものしか入ってこないので昔ながらの季節感と味覚を味わうことができる。 モロヘイヤやミラクルフルーツ、生の落花生など普段購入しない物や見たこと無い食材が入っていることも多く、楽しみもあり大変気に入っているシステムだ。 好き嫌いのないご家庭。お料理好きのママさんには是非お薦めしたい。(ハルカも旬の季節を理解しながら毎週楽しみにしている) そんなイチゴを食べているので普通のイチゴの美味しさはわかっているつもりだ。 だのにぃ〜、な〜ぜぇ〜、味がぁ〜落ち〜る〜のぉ〜♪努力ぅ〜してんの〜かぁ〜、こんなぁ(システム化)〜にしてぇ〜までぇ〜(TT)。。。(「若者たち」より抜粋&替歌) 我々の後からまた2組が入ってきた。。。もう気の毒としか言い様がない。だって、もう赤いの結構獲ったし味も薄いし。。。 そして30分終〜了〜。ハルカもたらふく食べたもよう。ハウスの外に出て、おばちゃんに「たっぷり食べた!!」多少味が薄かろうが、好きなだけ食べられたことに大満足していたハルカだった。 お腹が一杯になったので、歩いて食後の運動をすることに。 イチゴ狩りセンターをあとにして、伊豆洋らんパークへ移動。駅では割引券が発売中だった。大人1200円が1050円に!。。。 しかし、今日のパパは冴えていた。 あらかじめHPで印刷しておいた割引ページを持っていたのだ。現地の窓口で印刷ページを渡す。大人800円!なんと、一人400円も浮いた!!すっごくお徳感♪気分良く入場。。。 屋内なので暖かい。美しい植物を見ながら食後の散歩にピッタリだ。お腹も気分もスッキリしたところで園内で昼食をとり、いよいよ温泉街に移動することにした。 伊豆長岡駅から送迎バスがあるとのことだが事前に連絡が必要とのことで電話してみることに。「3時から迎えに行けるけど今はまだ行けないって。部屋には案内できるって」電話を済ませたママが言う。。。今は2時。。。早すぎた。。。 でも、さっき浮いた800円がある!市バスが温泉街まで走っている。しかも目的の宿はバス停の真ん前!今日はホンとにうまく行く。バスもすぐに来たので早速乗り込む。 程なく到着。なんと宿の玄関前には「歓迎 はるぱぱ ご一行様」とあるではないか!少し感動。。。 さてさて、温泉と料理を楽しみますか!。。。軽い足取りで玄関に吸い込まれていく一家。 イチゴの味はさておき、未だかつて無い順調な滑り出しの前半である。。。(後編に続く・・・) |
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