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エピソードY:長蛇の列で始まった≪ディズニーランド編≫(前編)

いついく?」いきなりこんなセリフで始まった。

「ディズニーランド!」当然のように言うママ。。。「なんで?」いきなりでビビるパパ。
「前から言ってるじゃん!」知らないことが、さもおかしいかのごとく言い放つママ。
前からっていつだ?まさか去年のディズニーシーの直後の「次はランドだね〜」と話したのを”前から”として言っているのではなかろうな・・・。

「ね〜、ハルちゃんも行くって言ってるもんね〜。」ハルカの顔を見てママが勝ち誇った顔で言う。。。そりゃ言えば行きたいっていうに決まってんだろうが!
「行くんだもんね〜」ハルカもママと共謀して言い放つ。すでにグルである。

「うちには行くお金があるのかい?」「うん!パスポートは自腹ね♪」即答である。もはや問答無用状態・・・。
ここで振り切ったら来年ずっと言われる。。。

と、言うわけで行くことになったのである。
どさくさでママが「前泊したいね〜」などとぬかす。即答で却下した。油断もスキもない。

去年同様、電車でGO!6:30起床で出発だ!(平日と変わらん!!)
8:30に到着〜。しかぁ〜し!!今日は9時からではなく8時から開園なのだ!今回はディズニー鉄道には乗らずに歩いて入り口チケット売り場まで直行。

本当は東京駅で前売りを買おうと思っていたがクリスマス前だからかランドの方は売切れていたのだ(TT)

泣く泣く売り場で並ぶ。30分以上並ぶ。既に9時を過ぎている。開門から1時間以上経過・・・。

やっとゲートをくぐりランドの世界へ。いきなりエントランスの広場でプーさんを発見ッ!プーさん大好きハルカはママと手を取り走るッ!!
一緒に記念撮影〜!!と、思ったら並んでる。最後尾を探すと、大きな花壇をぐるっつと1周。こんな入り口の最初でまた1時間近く並べるかッ!!

ハルカを諭して中に進むことにした。あきらめ切れないハルカの顔。。。「プーさんのおうちに行くからそこでも会えるよ!」
会えるかどうかも知らないのにパパが適当なことを言ってごまかす。なんとか納得してくれたハルカ。汚い大人。。。

気を取り直して中へ突き進んでいく三人。。。
「パパはとりあえずレストランの予約をしてきて!!」ママが指令を出す。パパは一目散に駆け出した。。。前回のようになっては困る。

地図を見てレストランの場所を確認していると、誰かが近づいてくる。「何かお探しですか?」お〜!ランドの案内人ではないか!!ラッキー!!話が早い!
「ショーを見て食事できるレストランを予約したいんですが・・・」。。。。。

全部予約でいっぱいなんですよぉぉぉおおおお」・・・・・・・・こだました気がした。
「えっ?全部ですか?」「はい、全部・・・」「そうですか、じゃあてきとうにやります・・・」「・・・・ニコッ

その笑顔が鬼に見えるって言ってんだよぉぉおおおッ!!

去年より話が早く撃沈した。お店までもたどり着くことなく。。。なんてったって今日は8時開園。。。9時じゃない時点でもうアウトだった。。。
すでに開門から1時間半以上過ぎていた・・・・・。学習能力がない一家である。

気を取り直して、”パレードを見る為の場所を確保する権利”の抽選会場に向かう。今はこんなのがあるのだ。私が通ぶっていた時代とはもう変わっていた。
意気込んで抽選会場に消えていくママ。そして十数分後に撃沈して出てくるママ。。。完全に撃沈家族となってしまった。

気を取り直して約束のプーさんの家、”ハニーハント”というアトラクションの場所にたどり着く。
待たずに入れる”ファストパス”というシステムがあり、そこで手続きをすると決まった時間にすぐに入れてもらえるという画期的なシステムだ。

「ファストパスの受け付けして他のアトラクションで遊ぼうか」。。。係りのおねえさんの声が聞こえる「ただ今ファストパスの列は50分待ちでぇ〜す!

バカかこのシステムは!そのためだけに1時間も並べるかッ!!「普通に並ぼう」パパは覚悟を決めた。「ハルカとママはお土産でも見て時間潰しといで」やさしいパパ。

「じゃあ、よろしく〜」ママとハルカが消えていった。その数秒後、おねえさんの声が響く「こちらの直接入れる列は2時間50分待ちでぇぇぇえええすッ!!

その声が悪魔に聞こえるって言ってんだよぉぉおおおッ!!

トホホ・・・これ終わったらもう昼メシタイムじゃんか。。。しかしなんとしてでもこれだけはハルカに見せないと。なかば使命のような感覚で並んでいるパパ。

並び始めて30分。「お待たせ〜」ママとハルカが戻ってきた。お土産のプーさんカレンダーを手にして帰還。
まだまだ時間が掛かりそうなので、「ポップコーンでも買ってきなよ。それ食べながら並ぼうよ。ハルカの間が持たないよ。」パパがやさしい提案。

「わかった、じゃあまたハルカと言って来る」そういってすぐに二人は消えていった。
それから30分・・・携帯電話が鳴った。泣きそうなママの声。「ポップコーン買うのにすごい並んでて全然前に進まない〜」。ホンとかよ。。。「わかった、気長に待ってるよ」

さらに30分後、「もうすぐだからぁ!」「まだ並んでんのかッ?!」。並んでいるうちにトイレに行きたくなってきたパパは寒いわお腹すいたわトイレに行きたいわで、泣きそうな状態であった。しかし戻ってこないからトイレチェンジもできないしポップコーンも食べれない。。。ただ黙ってひたすらチビチビと前進していくのであった。

そうこうしている間にプーさんの入り口までたどり着いてしまったパパ。順番が来たのに入れず、ママ達を20分近く待った。結局トイレにも行けずに並び始めてから1時間40分が経過していた。(2時間50分は大袈裟だった・・・)

もうトイレチェンジはできない。我慢してそのままハニーハントの中へ。。。

とうぜんプーさんの等身大はいないのだが、ハルカはすっかり夢中で忘れてる♪パパもママもはじめてだったのでみんな楽しく無事終了〜。そしてトイレに直行するパパであった。

すっかりお昼。。。!(T0T)! オーマイガッ!!

今回も先が思いやられる前半である。。。(後編に続く・・・)

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