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エピソードW:狂喜乱舞とパパの試練が始まった!≪夏祭り編≫

夏も本格的になり各地でお祭りが開催される中、ハルカの保育園でも恒例の夏祭りが開催されることとなった。
実は昨年のお祭りはパパだけ都合で行けなかったので、大変楽しみにしていた行事でもある。

ハルカに黄色い浴衣を着せて髪を整える。キャ〜ワイ〜!!」バカ丸出しのパパ。
娘の晴れ姿に舞い上がるパパは全然かっこよくない普段着のポロシャツに短パン姿ではしゃいでいた。まぁ、パパの格好はどうでもいい・・・。

保育園に行くと、そこらじゅうにかわいい浴衣姿の子供達が・・・。「みんな親バカだなぁ。。。^^」と思いつつさらに園庭に入って行くと
とび職人のような格好にねじり鉢巻をした子供がいる。まるでヤンキー・・・。今日は集会じゃないんですけど〜ッ!
「あれは気合入りすぎ?」と思いつつ、いじられ放題の子供の気持ちを察した。

ふと見ると先生達もハッピに鉢巻姿で大張り切りのお出迎え。「こんにちは〜!やる気満々じゃないですかぁ!」なんとソーラン節を先生方で踊るらしい。ホンとにやる気満々。。。

園庭に設置されたテーブルと椅子にクラスごとに着席する。着席する。着席・・・・。椅子がすんごく小さいんですけど〜ッ!(TT)

子供のだから仕方ないが小さくなって座る。そこへスイカとジュースが配られはじめた。「夏はやっぱりスイカだね」ハルカはちゃかり家から持ってきた自分の皿を取り出してスイカを取るように要求する。

「はいはい、ど〜ぞ召し上がれ」。。。言い終わる前に食べてる。
ママが「パパもお手伝いしてもらうって。花火の着火係り」「えっ?聞いてませんが・・・」
いきなりそんな大事な役割を与えられてしまい動揺するパパ。「だって、前に言ったじゃん。何かやることになるよって」ママは当然のように言う。
「ええ、机出したり、椅子の片付けなどをするつもりでしたが・・・」とパパ。「違う。花火!」ママ断言。
なるほどね〜。全員がじっと見守る中、着火するんだ。あ〜、緊張のや〜な空気が立ちこめそう。。。少しブルー。

そうこうしているうちに、子供達の御みこしの準備が始まった。ハルカも出番だ!子供達が作った御みこしがそろい、ハルカもスタート地点に移動する。
音楽が始まり、クラスごとの御みこしワッショイが始まった!「さ〜て、ハルカをバッチリ撮るぞ〜」カメラを構えたら先生が小走りでやってきた。

「ハルカちゃんのお母さんちょっと・・・」ママが拉致されていった。何事か。。。あっ!泣いてるッ!。。。
ママと、ママと一緒に〜・・」「何を言っとるんだあいつは!泣いてるのハルカだけじゃん!」ママと一緒にやると言って泣き出したらしい。

そして始まった御みこし。。。園庭をぐるッと二周。。。うちだけママと一緒。。。ママさらし者。。。こっちを見るママ。。。見ないフリをするパパ。
みこしも無事(?)終わり、次は盆踊り大会だ。しかしメインは子供。子供が東京音頭や炭坑節を踊れるわけもないので子供用の音楽が流れるらしい。

盆踊りならぬお遊戯踊りだ。園庭に輪になってスタート。今度はハルカも一人で大丈夫らしい。音楽が始まった。。。踊る。狂ったように跳ね回る。
パパがビデオで追っているのにフレームから消えるはるか。。。探す。。。ママの所へUターンしていた。。。みんな右に回っているのに一人逆走行!

そうかと思うと今度は輪の中央におかまいなし。輪を無視して跳ね回る。暴走機関車ハルカ。
爆笑するパパ。もうどうでもよくなってきた。楽しければいい。もう知らん。

これまたなんとか楽しく終了。先生方のお披露目が始まり、かっこいい踊りを披露。いつ練習するんだろうか。全体練習なんかするのかな?
ソーラン節に合わせて軽快な踊りを見せる先生達。えらい!疲れないのか!すごい!若い!(若くない方もいるけどこの際・・・)

みんなも手拍子で楽しく終了〜。ここでアンコールでもしたらきっとぶっ倒れる先生いるかなぁ、と思いつつ「アンコール!!アンコール!!」喉まで出かかってやめた。

で、いきなり呼ばれるパパ。出番だ!「はい花火の着火マンはこっちに集合!移動しまーす!」といわんばかりに、ふと見ると一列に足踏みしながら前の人の肩をつかんでジェンカのようにしているパパ達が・・・。
パパ以外にも数名いたのだ。しかもみんなこっちを向いて足踏みしながら手を振っている!全員が!こっ恥ずかしい!俺にはあんなステップ出来ない!きつい!。。。普通に移動させてくれ!

なんとかごまかして極力普通に移動したパパ。
数人で一列に並び着火マンを手渡される。カチッ!カチッ!・・・付きが悪い。。。

数本こなしていくがホンとにつきが悪い。いつも最後に残される。そして嫌な予感的中!両サイドがとっくに火をつけて始まっているのに中央で火をつけていると風がビューっと一吹き。両サイドの火の粉が、前に伸ばしているパパの腕に飛び散る!「あっつ〜ッ!」。パパ軽〜く負傷。みんな注目&失笑。

カチッ!カチッ!つかない・・・。パァ〜ンッ!!人がしゃがんで火をつけている時に両サイドが先に発射!思い切りのけぞるパパ。ビックリしたぁ!

これを数回繰り返す。いじめだ。。。そして最後は手に持ってやる打ち上げ花火。当然両サイドは終わる。
これまたつかないで十数回カチカチやってる。一人注目をあびる。なんどやってもつかない。嫌がらせか。(≫Ο≪)_/″プスプス・・・

ぴゅ〜ッ!ようやくついて拍手で終了。へんな汗をいっぱいかいたパパでした。^^;

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イベントがすべて終了し、あとはご歓談タイム。そして食べきれないスイカが微妙な数だけ残りました。
とても楽しいひと時でした。。。「来年は花火係には指名しないでね」。パパは遠巻きに先生方を見ながら思いました。

伝説はとうぶん続く・・・(完)

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