エピソードV:園内大移動が始まった!≪初めてのシー編≫後編 この先どうなるか。。。そんなことを思いながらもキョロキョロしながらおのぼりさん状態の三人。午前中はココ!パパが決めていた場所に移動開始。資料にはしっかり◎印。 しかし祭日とはいえ混んでる。芋洗い状態の三人。「ちょっと歩くな〜。あっちのエリアまで園内汽車が走ってるからそれに乗ろう!」パパが提案。 さっそく並ぶ。。。結構並ぶ。。。この混雑じゃしょうがない。。。やっと順番♪お姉さんの掛け声とともに汽車は出発。ガタゴト数分ハルカも熱心にキョロキョロ。相変わらずみんなでキョロキョロ。「あんなものもある!こんなものもあるぅ〜」。。。到着〜。 抱っことベビーカーを駆使しながら目的地になんとかたどり着く。がっ!なんじゃこりゃ〜、人が多くて何がなんだかわからんっ! みんな同じ考えだった。パパとママと子供達。おじいちゃん、おばあちゃん。み〜んな集合。11時だよッ!全員集合〜! 頭の中でコントから歌に切り替わる時の音楽が鳴っている・・・。 なんとか入り口までたどり着き中へ入っていく。ドームの様に薄暗い空間にメルヘンの世界が広がる。乗り物やショー、そして子供用アスレチックもどき・・・。 「乗り物乗りたいけどめちゃくちゃ並んでるし、どうせハルカは乗れないからショーを見よう」パパが言う。近くにいた係りのお兄ちゃんに聞く「どこで並ぶんですか?」。笑顔で答える「今日はお休みなんですよぉぉ」。鬼に見えた。。。ちっとも役に立たない資料。 アスレチックっぽい広場に移動して遊ぶ。。。ハルカは何でもいいので楽しそうだ。これならディズニーじゃなくても普通にアスレチックに行けばいいんじゃなかろうか。 あっという間にここには用がなくなった。「次どうするかな〜」完全に計算が狂う。全然役に立たない資料とにらめっこ。。。「よしっ!移動して違うショーを見るぞ!」 「まだ30分以上あるから大丈夫だよ!移動開始!」汚名返上に燃えるパパはベビーカーにハルカを乗せて高速運転。文字通りのベビーバギー。 しかし何も食べてないし腰も落ち着けてないママは、途中のアイスクリームの列を見つけ「食べる〜」つられてハルカも「たべる〜」・・・行ってしまった。 買ってきたアイスは、マーメイドをイメージしたシェル型の入れ物にカップアイスが入っている代物。「このシェルなかったら普通のスーパーの安売りアイスじゃん!」 文句を言いながらも食べるパパ。周りにも同じような家族が沢山いる。おいしそうにほおばっている。「そんなに美味いかぁ?」踊らされていると思った。しかしウチの娘も美味そうに踊らされていた。 再び移動開始。現場に急いだ。しかし遅かった。席はびっしり埋まっている。。。アイスさえ食っていなければぁ〜!無念のパパ。なんという屈辱!さっきから、あんなものもこんなものも何も遊べてない(TT) ん?そういえば、家からランドまで電車。。。ランドからシーまで電車。。。シーからお目当てエリアまで電車。。。 午前中に乗ったの電車だけなんですけどぉ〜ッ! !(T0T)! オーマイガッ!! シーでは電車1回に高いカップアイスを食っただけ・・・やばい・・・父親の威厳が・・・資料より役に立たないパパ。スーパー若葉! こうなったら意地でもショーは見たる!もう昼だ。ショー舞台の目の前にあるレストランで昼食タイムにすることにした。これなら逃さない。 バイキング形式になっているレストランで空腹を満たす私達。。。なんせ、移動ばかりで何もしてないから余計に腹が空いている。午前中の遊び代分食べてやる!パパはムキになってた〜くさん取ってきました。 よりどりみどりで喜ぶハルカ。本格的な出番とばかりにほお張ります。好きなものだけ・・・。まぁ、今日はいいか。我々もビールで乾杯。いいねぇ、外でのビールは。 主食もデザートもたらふく食べたところで移動再開!といってもそこは目の前の場所。同じ過ちは犯さないパパ。得意顔で余裕で席をキープ! 待つこと30分・・・無事にショーを見学。最後のシーンでは、ステージ中央からクラッカーが発射されると思い、じっとカメラを構えていたパパだったがなんと両脇から発射されてしまった為にシャッターチャンスを逃すというお粗末ぶり。悔しがるパパを尻目にハルカとママはお構いなしで見入っていた。 それにしてもショーを見たことで、ひとつ責任を果たし余裕が出てきたパパ。あとは開き直って行ける場所をかいつまんで散策気分で周ることにした。 後半のメインは船に乗ってシー内にある大きな池を見学移動するというもの。これまた並ぶ。ハルカは柵のロープにぶら下がって遊ぶ。止める。 この繰り返しで少しずつ前進。並んでいる間すごくパワフルで元気なハルカ。楽しい雰囲気を感じるのだろうか。。。 やっと順番が回ってきた。ハルカをベビーカーごと船に乗せる。「しゅっぱ〜つ!」・・・・・・・・・寝てるんですけど〜っ!(T-T) 全力を出し切って、待つ間に遊ぶハルカは本番で熟睡。船に揺られて移動していくハルカであった。しょうがない。パパとママだけ楽しむ。 そして十数分・・・別の岸に到着・・・・・・・・起きたんですかぁ?! このあとも並ぶ時はパワフル。ロープをジャラジャラいわせ、ぶら下がる。しまいにはパパにもよじ登る。本当にアスレチックに行けばぁ? それにしても、シーはランドに比べて実にぬいぐるみが歩いていないところだ。プーさんは皆無。誰にも会わなかった・・・。 ここはUSJですよと言われたら納得してしまいそうな感じ。 大きなクリスマスツリーの前で写真も撮ったし、お土産も買わされたし。。。さぁて帰るか!(なぁんにも見てない気がするけど) 夜の10時。一日中たっぷり移動した我々は帰宅の途に着くことにした。ゲートを出た瞬間に現実の世界に戻される。 このギャップがきつい。とたんにダルさが出てくる。疲労が体に堪える。もう若くはないのだ。実感・・・。 しかし懲りずにパパは誓う。次回はランドだ!ハルカの顔を見ながらそう思った。。。 : : : : 数日後、写真を現像して帰ってきたパパとそれを待っていた家族は目が点になった。何枚か撮ったクリスマスツリーの写真の一つに、しっかりと写されているカップルの二人・・・しかもおもいっきりカメラ目線。 現像代よこせ・・・写真取りに来い・・・ブツブツ・・・・・・・。 まるで二人の為に撮ったような写真☆よく写ってる♪。。。。ママとハルカの白い視線を感じつつ、そっとクズかごに入れるパパであった。 伝説はこれからも続く・・・(完) |
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