Atelier Tatoa





ほっこり しましょ
Cafe Tatoa






希望の2021のために

2020年はオリンピックが華やかに開催されるはずの年でしたが、
残念なことに世界中が新型コロナウィルスに席巻されてしまうことになってしまいました
新年には少しは収まるかというはかない期待はあっさりと裏切られ
感染者の急増と医療のひっ迫は続いています

ウィービング教室は
感染対策しながら毎回来てくださる方、用心して欠席の方など様々ながら
ラインなどでつながりつつ
い感じで過ごすことができました。
コロナの一段落が見えてきたら、
こんな時期にでも頑張って制作してくださった成果を
また皆様に見ていただく機会を設けたいなと思っています。

失って初めて知るあたりまえの幸せを
もう一度つかまえるために
頑張りたいですね。

どんなに暗くても 明けない夜はない
どんなに長くても 春の来ない冬はない
ことを信じて。

(2021.1.12更新)


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銀座でのアトリエたとあ展無事終了


4年ぶりのグループ展が!無事終了しました
これまでは、自分の本拠地である横浜で開催することが多く、
東京開催は、2000年の赤坂 2006年の南麻布 以来
アトリエたとあになってからは初めてです。

すぐそばに新しくできた銀座シックスやブランドの路面店が軒を並べる銀座は
駅からギャラリーまで歩くだけで気分が華やぎました。
ここはどこ? と思うほどの外国人の間をぬって。

大きな窓から光が差し込むギャラリーでは、
今回は清水記代子さんの遺作がたくさん並びました。
どの方も一様にその前で足を止め、その技術と感性に感嘆の
そして急逝を悼む声が漏れました。

清水さんと共に長い時間を共有してくださった方
また新しい生徒さんの作品もそれぞれ個性的で
満足できる作品展になりました。

    http://kosin.blog76.fc2.com/blog-entry-439.html

展示風景が
ギャラリーのHPにアップされていますので、ぜひご覧ください。

皆で心を合せ、一丸となってすすんだ1週間に、万歳!!






作品展のお知らせと共に


前回の更新の折にお知らせした次回の作品展は下記のように決まりました

日時  2019年6月3日(月)~9日(日
 11:00~18:00
(初日14:00~ 最終日~16:00)

場所  銀座幸伸ギャラリー 2階
             〒104-0061東京都中央区銀座7-7-1
        管理事務所☎03-3572-3688

作品展の名称は
アトリエたとあ手織り絵展です
ずっとウィービングという名称にこだわっていたのですが、
一般の方にはなじみがなくわかりにくいので日本語表示にしました。
普段ならこれで終わりなのですが、今回は
悲しい副題がついてしまいました
「清水記代子さんを偲んで」

1年ほど前から病気治療で休んでおられたのですが、昨年10月からまた
お教室に顔を見せてくださるようになっていました。
恵比寿教室が始まって15年,共にウィービングを楽しみ、
毎回のレッスンのたびに一緒にお食事をし、おしゃべりをし、
時々のイベントの折にも常に協力を惜しまず
いつもお洒落で、素敵な作品を作る
皆が憧れ目標とする方でした。
1月15日にいつもと変わらぬ笑顔でお顔を見せてくださっていたのに、
その6日後に急逝されてしまったのです。。

今回の作品展は清水記代子さんを偲んで
その遺作と共に展示することに決まりました。
清水さん、長い間仲間でいてくださってありがとうございました。
貴女のように、わたしたちはこれからも
楽しくウィービングとかかわっていくつもりです。
どうぞ安らかにお眠り下さい

心よりご冥福をお祈りいたします。

2019.4.1






・・・・・・これまでの記事・・・・・・

本当に今年こそは!


今年こそ真面目に更新するぞ」という毎年頭の意気込みもどこへやら、
最近はすっかり年1の更新が板についてしまったこのHP・・・・・
今年も、アトリエたとあとウィービングをよろしくお願い申し上げます。


昨年はすくすく育つ孫たちにババ馬鹿を満喫した1年となりました。
クリスマスに3歳になった長男家の息子はスリムで小顔、
こんなに照れ屋の恥ずかしがりでなかったら読者モデルに応募したいと思うグランマ!
食欲旺盛の孫娘は、1歳3ヵ月とは思えないスプーン技術で、
上手にご飯をを食べまくっています。
スマホショップでは、待ち受け画面を見た店員さんに
「お孫さんですか?似てますね」と言われ、思わずほほが緩みました。


9月には、療養中だった義父が93歳で天寿を全うしました。
もともと本籍地にあった古いお墓を移動する予定をしていて、
改葬を気にかけていた義父は、
立派になった墓地を自分の目で確かめることなく、
その住人になってしまいました。
毎年末に義父が送ってくれていた実家の庭に実る柚子も
ついに途絶えてしまい、さびしい思いす。

そんな我が家の事情とは別に2019年は、
6月に4年ぶりのウィービング作品展が決定!
次回は銀座です。
という訳で、2019年はCafeTatoa も何回か更新があるかもしれません。

乞うご期待!



最高のご褒美

2017年は私にとってこれまでにない大変な1年でした。
まずは京都での個展。これは大成功に終わり、
細々と続けてきたウィービングに、大きな達成感と満足感をもたらしてくれました。
ずっと元気で一族の長として頑張っていた92歳の義父が
個展の直前に肺炎で入院し、それ以降入院生活が続いています。
結婚以来ずっと優しかった義父の病状に心が痛みます。
夫のビジネスマンとしての環境にも大きな変化があり
ドラマさながらの展開にハラハラドキドキでしたが、詳細は割愛(笑)
父親の介護に関西往復をしながら
自分の経験を活かし仕事もフル回転の毎日に頭が下がります。

最大の出来事は長女の出産とその後の状況でした。
出産までことのほか元気でいた長女でしたが、
出産後体調を崩し入院する羽目になってしまたのです。
なんとなく具合が悪いと感じ始めてから退院するまでの3カ月弱、
私には娘の心配と新生児の世話という思いもかけない大役がふりりかかってきました。
自分の育児体験はもう30年以上も前、なによりも若いころとは体力が違います。
孫の可愛さに癒されながらも、3時間おきの授乳、検診に予防接種・・・
24時間体制ですから、グランマはさすがにくたくたでした。
ありがたいことに赤ちゃんはすくすくと成長し、娘も健康を取り戻すことができました。

わたしは、ウィービング教室を最小限にし、
予定していたピアノの発表会も、友達とのランチも同窓会も、
健康のためのジム通いもすべてキャンセルし、
ひたすら娘と孫のために過ごした数カ月でした。
生まれて初めて頑張った自分へご褒美を上げてもいいと思いました。

そんな中
ロンドン時代を一緒に過ごした知人から30年ぶりに連絡があり
12月に横浜大倉山記念館にウィービング作品を出品させてもらいました。
知人の仲間の皆様やお客様からおほめの言葉を何度もいただきました。
私にとってのおおきなご褒美!
なによりも娘が元気になり、赤ちゃんを連れて自宅に戻り
親子3人の写真や動画を送ってくれる…
最高のご褒美を毎日もらっています。


(2018..1.20)





Exhibition in Kyoto has finished


2017年4月4日~9日まで京都で行いました個展が、無事終了いたしました。
初めて東京横浜を離れて行うので、果たして見に来てくれる人があるのか
不安の中で始まった個展でした
学生時代の友人が、そのまた友人をたくさん連れてきてくれたり
桜の京都を楽しむ観光客の方々も多く足を止めて下さって
思いがけぬたくさんのお客様を迎えることができました
東京や横浜から「高原さんの個展にかこつけて…」と言いながら
京都に駆けつけてくれる友人も何人もありました

「こんなん見たん、はじめてやわー」と歓声を上げてくださる方にも
「色合いが素敵、癒されます~」
「関西にお教室があったら習いたいわ」と言ってくださる方にも、
たくさん幸せとパワーををいただきました

にぎわう会場

京都の個展でもう一つ気づいたことは、
自分のルーツが確かにここにあるのだということでした
出身地なのだから当たり前のことで、全く意識の外でしたが
学生時代以来の久しぶりの友人達や、めったに会わない叔父叔母いとこたちとも
何十年の時を経て旧交を温めることができました
そして子どもたちも東京から家族で駆けつけてくれ、
いろいろな環境の変化の中にあっても
変わらぬ身内パワーの温かさを実感しました。

ところで、この記事のタイトルだけがなぜか英語!!
世界に名だたる観光地京都、寺町三条という、洛中のそのまた中心部にある画廊だったので、
外国人のお客様がすごく多かったのです
アメリカ人・ドイツ人・スイスに住むというイギリス人・フランス人・ポルトガル人
ニューカレドニア・中国・韓国・台湾・香港・オーストラリア……
皆気軽にサインしたりコメントを書いたりしてくれました

イギリスから帰国して20年、
英語を使うのは年末に書くクリスマスカードだけという暮らしを続けてきたので、
私の英会話は無残に消滅しており、
「長いことロンドンにやはったんですよね?」と聞かれる始末
「横浜へ帰ったら、英語やり直します……」
と気弱な宣言をして帰宅した自分へ、戒めの意味を込めて
タイトルのみEnglish(笑)!


高瀬川沿いの満開の桜





DM出来ました

4月4日からスタートする個展の案内状ができました。
地盤である横浜・東京を離れて初めての個展
なつかしい地であるにもかかわらずちょっと緊張しています
京都の中心部、とても足の便の良いところです。
どうぞ覗きにいらしてくださいね
案内状をお入り用の方にはお送りします。
menuページのお問い合わせ(e-mail)の欄からメールをお送りください。

高原綾子個展Ⅲ 
―ウィービング(手織り絵)―

2017年4月4日(火)~9日(日)
11:00~18:00(最終日~17:00)
京都市中京区寺町三条上る西側
ギャリエヤマシタ2号館
☎075-231-6505(アート&フレームヤマシタ)



 次回の個展は京都・・・


遂に更新せぬまま、前回のグループ展から1年が過ぎてしまいました<m(__)m>
ウィービングに関して特筆すべき活動はなく過ごしてしまいましたが、
私自身は、昨年クリスマスについに
念願の「おばあちゃん」になりました。

二男一女を育てたというキャリアもプライドもすっかり忘れ、
確実に成長していく小さな命をまぶしく眺める年になりました。
今では押しも押されもせぬ「ババ馬鹿」をやっています。

この子のたくましい成長と同じスピードで
自分は老いて行っているのかもしれないと思った時、
「そうだ、自分のやるべきことを忘れていた!!」

そこで一念発起、来年は京都で個展を開くことにしました。
大学時代と、引き続き研究室で助手をつとめていた
結婚前の7年間を過ごした思い出の場所です。
ついでに夫と出会ったところでもあります(*^_^*)

たぶん桜満開のころ
偶然近くにおられることがありましたら、どうぞお立ち寄りください。




 
大入りの1週間(*^_^*)
(アトリエたとあ手織り絵展終了のご報告 )

ギャラリーの前には華やかなクリスマスツリーが輝き、
行きかう人たちの表情も一段と華やぐ中
アトリエたとあ手織り絵展が無事終了しました。
案内状の効果と、新聞のイベント紹介欄に取り上げてもらったこともあって
連日300人前後のお客様に入っていただくことができ
大忙しながら達成感を感じられる作品展となりました。

リピーターの方からは、「作品のレベルがずいぶん上がった」と褒めてもらい、、
初めてウィービングに触れてくださった方々からは、
「どうやって作っているのですか。すごいですね~」と感嘆の声をかけていただきました。
無料体験コーナーも連日大盛況で
準備しておいた材料が不足するという事態が起こり、うれしい悲鳴でした。
メンバーは限られた人数の中、搬入搬出、お当番、体験コーナーでの指導に
ほぼ毎日ギャラリーに通い、協力して頑張ってくださいました。

私は、事前の準備から後片づけまで、
弱音を吐いたり心身ともに衰えを感じることはあっても
それをカバーしてあまりある充実感を味わわせていただきました。
たくさんのお客様の温かいお言葉と、
メンバーのやさしい笑顔、明るい笑い声に
心温まる1週間でした。
ありがとうございました。

(2015年12月5日更新)





アトリエたとあ手織り絵展

2015年11月25日~30日まで3年ぶりの作品展を
横浜みなとみらいギャラリーで行います。
今回も横浜上大岡、自由が丘、恵比寿の生徒さんとの合同展です。
ウィービング講師を始めて今回で10回目、
アトリエたとあとしては2回目の開催となります。
60余点の出品作品は、どれもみな
作者が心を込めて織り上げたものです。

今まで、アデリーン先生が呼んでいた「ウィービング」という名前に
こだわっていたのですが、、日本ではイメージしにくいのかもしれないと思い
初めて「手織り絵展」という言葉を使いました。
今回はありがたいことに
新聞社3社(毎日新聞・朝日新聞・神奈川新聞)のイベント紹介欄で
取り上げていただくことができました。
記事を見て足を運んでくださる皆様に満足していただける展示ができるように
頑張って準備をしています

毎年11月の中旬からはギャラリーの前に
立派なクリスマスツリーが飾られ
一年で一番人通りの多くなる華やかな季節に
皆様どうぞアトリエたとあの「手織り絵」を見にいらしてくださいませ。

2015.11.17更新





オヌシ、やるな」

以前、「ウィービングへようこそ」を中学時代の同級生の
メル友仲間の一人(自称文士 本業は建築家))に読んでもらい、
その感想をこの
Cafe Tatoa にアップしたことがありました。
今回の「すのーどろっぷ~
My London Story~」に対しても
彼は律儀にも「大みそかまでには感想を送る」という予告通り、
2014年12月31日の夜にメールに感想を添付して送ってくれました。
「オヌシ、やるな」は、
その中に書かれていたひとこと。
中学時代はまったく目立たなかったさえない女の子が
50年後にもらった思いがけない一言が面白くてタイトルにしました。




敬意を込めての読後感


『すのーどろっぷ My London Story』興味深く拝読しました。
そして立派なものだと敬服しました。
ロンドンで高原さんが印象深く感じたことは,
実は貴女が日本にいた時から、潜在的に頭にあった
モノの見方、考え方、興味を持っていたコトなどが鏡となって、
映し出される異文化を比較する鋭い眼となり、
文章化されたものと自分は感じました。

その内容は幸い僕自身も比較的興味のあることでしたから
面白く読了できたと思うのです。

上手いな、と感じる表現が幾つかありました。
例えば「pardon」の説明で
『雨の中に小石が混ざっているような』というところ。

『夫は時々は思い出して気遣ってくれても、
両親に対してわたしと同じ深さの思いを共有することはないので、』
も,こんな正確な表現があるのダ、と感心しました。
(オヌシ、やるな、只者ではないな)

自分が非常に面白く読んだのは、娘さんを出産するシーンです。
大変だったネ。
ご本人は本当に必死だったと思うけれど、読む側は色々想像してしまい、
失礼ながら笑ってしまいました。
そこには貴女の持っているユーモアのセンスが
上手く出ているとも感じました。

又、日本で常に貴女のことを気にかけ
想っていたであろうご両親の最期に、
側にいてやれなかった悔いも
抑えた表現ながら深く伝わってきました。

どの家庭でも子供が小さな時は家族の青春時代のようなものですね。
親も若いので様々に起る出来事をパワフルに乗り越えて歳を重ねていくのです。
高原家の場合、それとご主人のロンドン赴任が重なってしまい、
奥さんで母親である貴女も
慣れない異国の地で文化の相克を肌で感じ、
価値ある経験もし、
穏やかな顔をしながら
心の中でひそかに舌打ちをするようなこともあったでしょう。

この本を読む人は、
抑えた文章表現の行間から想像力を働かせて、
著者とその家族の小さき疾風怒涛の日々に想いを巡らし、
読み解いていくと楽しめる本であると思いました。

以前、貴女の作品集の感想にも書きましたが
今回のこの『すのーどろっぷ MyLondon Story』にも
主調低音のように文化、culture を踏まえての洞察が響いてくるのを感じます。


今年は仕事に忙殺されて暮れていくところでしたが
最後に楽しい思いをさせてもらいました。感謝します。
刺激を与えてくれて、僕に創作意欲を湧かせてくれました。

来年も一斉メールで皆さんに駄文を送りつけたく思っています。
宜しくお付き合い下さい。
良いお年を。


平成二十六年師走三十一日










2014年のトピックは

本来なら個展をする年であるはずが、最近疲れがたまっていると感じて、
今年1年は作品つくりを休憩するつもりでいた2月頃、

断捨離のために整理していた引き出しの奥から
思いがけないものを見つけました。

長男が5年生の時にロンドンから1回目の帰国をし、
小学校の保護者会で「帰国子女の親としての話をしてほしい」と頼まれた事がありました。
その時作った発表原稿と、原稿以外に記録しておいた80枚ほどの原稿用紙です。

その中には、まだまだパワフルだった若い日の自分の姿が
鮮やかに残されていました。
やっぱり捨てるのはもったいない、たとえ自己満足だとしても
貴重な海外での経験をもう少しまとまったものに書いてみようと思いました。
ワードで書き連ねた文字は原稿用紙220枚を超えました。

わたしには、本好きで書くのも編集も半プロの友人がいるので
とにかく一通り読んでもらうことにしました。
すると、彼女から指摘があったのは「文章」の良しあしではなく
編集の技術についてでした。

文頭の下げ方、鍵かっこの付け方、算用数字と漢数字が入り混じってるよ、
文字の変換が一定していないよ、中扉で区切ると読みやすいよ、余白はたっぷりと、
日本語と英数字のフォントが違ってるよ、題字の配置はこうしたら?・・・・・・
なーるほど、今まで何気なく本を読んでいた時には気にも留めなかったもろもろのルールが
全く無視(無知?)のままになっていることがわかりました。

なんども校正し、もっと読みやすくするために写真も入れることにしました。
古い写真をスキャンし、文章の中に挿入し、キャプションを書き・・・
作業が楽しくなってきた頃、その友人から「いっそのこと本にしたら?」

出来上がったのがこれ


印刷代を抑えるためにネットで出版社を調べ、
イラストと口絵カラーページと表紙は息子に頼み、
その他は私がパソコンで作って完全データで入稿しました。
大変な作業ではあったけれど、30年の時を超えて
表現することによって、わたしの海外生活がようやく完結した気分です。

そんなわけで、結局今年もくたくた。
今では整骨院の常連です。
慣れないことはするものではない、来年こそは作品作るぞ!!

皆様良いお年をお迎えください。

(2014年12月5日更新)






花と器のハーモニー

一年近く更新をご無沙汰していましたが、決して不調だったわけでもなく
いつも通りの調子でお教室もしておりました
2013年は思いがけず2年続きのピアノの発表会にお誘いいただき
頑張った挙句くたくたに疲れてしまうという事態が発生、
才能のないことに深くかかわるのは大変なことにいまさら気づかされました。
という訳で、2014年は私の個展をする予定の年だったのですが、
個展どころかHPの更新もしないですみません<m(__)m>

2012年のみなとみらいでのグループ展の後
ふだんは交わりのない3教室の生徒さん達が仲良くなり、
年に一度くらいはお食事でもしましょうということで
偶然新聞で見つけた横浜山手西洋館の「花と器のハーモニー」という企画をダシにして
“思いつきランチ”の計画をしたところ
皆さん忙しい毎日にもかかわらず3教室から5人の方が参加してくださいました。

当日は梅雨のさなかの好天に恵まれ
まずイギリス館に行って華やかなテーブルセッティングを見学。
その昔、ロンドンで洋食器に魅せられて買いあさった経験がある私は
そのころのことを思い出してしまいました。
ビクトリア女王が好まれたというヘレンドの食器がとても華やかでした

次はこの日のメインのランチ
横浜ヒルサイドガーデンという結婚式場に併設されたフレンチレストランの個室は
ガラス張りの明るいお部屋で
好みのお酒で乾杯の後とてもおいしいお料理の数々に加えて
お皿に華やかに盛り付けられた5種類のデザートを全員が完食し、満腹と満足を味わいました

余りに居心地が良くてレストランに長居し
あわて気味に山手111番館、234番館、エリスマン邸 ベーリックホールと見学し
和風に、あるいは力強く、工夫された花と器のアレンジを
感心したり感嘆したりつっこんだりしながら見て回ったところでタイムアウト。
6月の日差しはまだまだ明るく5時の閉館を告げられてびっくりするほど
楽しく歩き回った一日でした。

ウィービングを通して知り合った皆さんとのたのしい時間は
ふだんのおけいことは違う開放的な気分が満ち溢れていました






今年の夏は  

関東は異常に早い梅雨入りと梅雨明けを経て、7月に入ると体温を超える猛暑日が続きました

日本のあちこちでこれまでに経験したことがない大雨が降り、大きな被害が出ているというのに
首都圏は水不足が心配される毎日
普通の夏というのはいったいどういう夏なの、平年並みの夏ってもう来ないの と思ってしまいますね。
***

ところで、一昨年は私の個展、昨年はアトリエたとあグループ展と
あわただしく過ごしていましたが、
今年は久々に何もイベントのない年で、
私も作品作りに追いかけられることなく過ごすことを心に決め
きっちり実行しておりました

ユル~く、あまりぱっとしない日を送っていたそんな時、
11月にピアノの発表会があるのでに出ませんかとお誘いを受けました

たらたらと譜読みする程度の、こちらもゆるーい練習しかしていなかったのですが
半端ない緊張感と達成感を味わうために 参加させていただくことにしました

ウィービングでは個展であれグル―プ展であれ
じっくりと時間をかけて作品を作り、じっくりと構想を練って展示に臨みますが、
ピアノは同じように時間をかけて練習しても
演奏は、舞台の上でたった何分かの勝負です。

前回はベートーベンのソナタ「テンペスト」の第3楽章、8分余でした。
今年は、ショパンのノクターン13と14を練習しています
まだまだ音楽になっていないので
果たして当日までに満足できるくらいに仕上がるか心配です

窓を閉め切り エアコンをかけ
ご近所迷惑の騒音を心の中で謝りながら練習しています

発表会の期日と場所はヒミツです



(7月20日更新)




作品展の中のcafeTatoa
ウィービング展開催のご報告



2012年12月5日よりみなとみらいギャラリーで行いました「アトリエたとあウィービング展」が
6日間で820人ものお客さまをお迎えして好評のうちに無事終了いたしました。
会場に足を運んで下さいました皆様ありがとうございました

今回の作品展は私がアミウィービングからの独立後
はじめての横浜上大岡・恵比寿・自由が丘3教室合同展となりました

たくさんの力作が壁面に並びました。
そして、来ていただいた方々にすこしでも楽しい雰囲気を味わっていただけるように、
作品を制作した後に残った色々な種類の毛糸を少しでも生かせるように
みんなで作ったさまざまのスイーツが会場中央のテーブルに並び
目においしい ダイエットに最適のカフェが出現し
お客様の笑顔をさそいました

 
まるで本物のスイーツのように見えますが
すべて毛糸を使って織ってあります

一人ひとりが渾身の力を込めて作った作品たちと
ふっと息を抜いて作った遊びの部分がうまくバランスを取れた作品展になりました
さて 次は何に向かって挑戦していこうか というのがこれからの私とメンバー全員の課題です


2012・12・20更新





友人からの贈り物

私には15人ほどの中学時代の同級生からなるメール仲間がいて、
その端に加えてもらっています
いつもは一斉送信メールのやりとりだけなのですが、
最近 その中のひとりに自著「ウィービングにようこそ」を読んでもらう機会がありました

温かい視線で まじめに 時にはユーモアも大いに交えて 
折に触れ 楽しい文章をみんなに送信してくれるその友人が
「ウィービングへようこそ」の感想として 次のような文を贈ってくれました。



先を見据える眼

ウィービングについて何も自分は知らなかったのだが高原綾子さんの作品をみて
「その先にあるモノ」というコトについて考えさせられた。
これは彼女が創作をしようとするとき、対峙する何かに起因しているように思う。
高原さんはご主人の仕事の関係でイギリスのロンドンに住んでいた経験があり、
このロンドン滞在中にウィービングに出逢い、引き込まれるようにその世界にのめり込んでいく。

ロンドンの風景、人との交流、こういった異国での経験が おそらくは、
もともと彼女に文化に対する洞察力とクリエイティブな素養があったのだと思うが、
そういった下敷きの上で彼女自身の人生観までをも作品に織り込むような
情念を込めて仕上げてきたように自分には思われる。
余芸などという一言で簡単には片付けられぬ完成度の高さを感じる。
おそらく彼女は様々なる今までの人生から得た事柄をコンセプトとして 
何とか作品にそれが昇華するよう想いを込めて
創作の楽しさを味わいながらも苦闘しながら
仕上げてきたのではあるまいか。

表現したいことを創作するのはどんな分野でも簡単ではない。
そこには常に今の自分は本物か、という問いかけが迫ってきて
コンセプトが脆弱であれば、たちどころに安易な妥協を許してしまう
高原さんは、作品の、その先にある何かを追い求めるような視線を持ちながら
鋭い感受性を頼りにコツコツとこれからも創作活動を続けていくのだろう。
今後の益々の活躍を期待したい。

平成二十四年九月十二日



12月のグループ展を控えて、新作に取り組むべき時というのに、
最近の私は(本当に作りたいもの)に対しての迷いがあり
創作の楽しさより辛さのほうが大きくなっています

いま一度
自分の表現したいものを見つめ直し
創作のために楽しく格闘する自分を取り戻すために
原点に戻り、その先にあるものを見つめるために

友よ 素敵な文を ありがとう





第二回個展のご報告

2011年11月25日~30日までギャラリー日比谷で行いました3年ぶりの個展が無事終了いたしました
予想をはるかに上回るたくさんのお客様をお迎えし、有意義で充実した1週間を過ごすことができました
お運びくださいました皆さま、細かく心のこもったご配慮をいただきました画廊の皆さま
ありがとうございました。

日本と日本人にとって大きな試練に見舞われた2011年でしたが
今の私の精一杯を表現できればと思い立った個展でした
今回のメインテーマはやはり3月の大震災となりました
被災された皆様の痛みやつらさには心およぶべくもなく
またつたない作品ではありますが、
私なりの祈りとこれからの日々に寄せる思いを表したつもりです

「個展を見てくださった方々が、お帰りの時に
皆さん穏やかな表情をしていやっしゃいますよ」
と、画廊の方が声をかけてくださいました。
その一言が私の気持ちをどれほど安らかにしてくれたことでしょう。

ウィービングと、真面目に向き合ってきたこと、また、自分なりの表現を模索し続けてきたことが
報われた気持ちになった瞬間でした。

皆さまからいただいた、たくさんの笑顔と温かいお言葉の数々は、
新たな希望となってこれからに続いていくことと思います
心から感謝申し上げます

   

自分だけでなく
家族や親せきだけでなく
友達や知り合いだけでなく
その人々を囲むみんなと
それを取り巻く社会と

遠い地に住む名もしらぬ人すべてが幸せでないと
本当の意味での幸せはないのだと知らされた春

見知らぬ人々の無事を祈り
涙があふれた
2011年のあの日
高原綾子・詩)





2回目の個展をします

11月25日(金)から11月30日(水)までの6日間
ギャラリー日比谷において2年半ぶり2回目の個展を開きます
会場は、近辺のJR・東京メトロ日比谷線・千代田線の各駅より1~3分の
好立地ですので、是非お立ち寄りください。
酷暑・節電の夏に作品作りに追われて毛糸を触るのは至難の業ですが
お目にかかれるのを楽しみに毎日奮闘しています^_^;

高原綾子個展 stege2

     場所 ギャラリー日比谷(地図はこちらから)   
            
東京都千代田区有楽町1-6-5 Tel:03-3591-8945

期日  2011年11月25日(金)~11月30日(水)
       11:00~19:00  (最終日は17:00まで)


交通   JR山手線京浜東北線・有楽町駅日比谷口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線千代田線・日比谷駅A4出口より徒歩1分
東京メトロ銀座線丸ノ内線・銀座駅C1出口より徒歩2分

                                              (2011・8・11更新)






                                         アデリーン先生からのメール
                                                   個人的な内容は省いています

 

We see the pictures on TV and are of course very much concerned about you 
-   what a very terrible disaster has hit Japan!   
My prayers are with you and the Japanese people.

With lots of love and loving thoughts,
xxxAdeline


3月12日付 

東日本大震災と津波のニュースをテレビで見て






Ayako,   I am so glad that you are safe,  thank you so much for writing back!   
I hope your husband is safe and home now!   We are all watching the news,  
and pray that Japan will recover quickly from this terrible disaster.
 

With good wishes,
xxxAdeline

3月13日付 
震災当日 夫は会社から帰れなかったという報告に対して



Ayako,  thanks so much for sending me this mail,  
I was truly worried about your well being and
am glad that your life has not been too much disrupted. 
The issue of radiation is of course still  serious , 
but like everything in life it gets pushed into the background
with all the other happenings every day brings along.

With lots of love
xxxAdeline   


5月12日付
近況を知らせる私のメールに対して




このほかにイスラエルから日本への援助のニュースを添付してもう1通メールが来ました。

アデリーン先生心配して下さってありがとう
日本人は今 様々な問題を抱えつつ 頑張っています
(2011・6・11更新)


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もう一つの小さな影響

あまりの被害のむごさに世界中が目を覆った東日本大震災からまもなく1ヶ月が経とうとしています
相変わらず予断を許さない状況が続く福島第1原発、放射能汚染と風評被害
復興への希望さえ奪ってしまうような強い余震 被災した人たちの不安と苦悩・・・
「がんばろう日本」という言葉と被災地への励ましのメッセージがあふれる中で
普通に生活できることが申し訳なく、ニュースの映像を見るたび涙が流れます。



そんな中で、最寄りのデパートで行った横浜上大岡教室の展示が終わりました



今回は、これまでに出来た多くの作品の中から、
私達が愛してやまない横浜に関連する作品を集めました。
額装の作品だけではつまらないというので、残り毛糸でケーキやパフェを作り、
春の日に芝生の上で楽しむティータイムをイメージしてウインドーを飾りました
本当に楽しげな雰囲気に出来たのに…
オープンの翌日にあの巨大地震に見舞われたのです。


あくる日からデパートも節電モード
ショーウィンドーの電気が消されてしまいました

1000年に一度と言われるほどの大災害時であることは重々承知、
メンバー全員が「仕方のないこと」と言いつつ、残念な思いは隠しきれません。

そんな状況下にもかかわらず、何人もの友人知人が
明かりの消えたショーウインドウ-の中の作品を
ガラスにへばりついて見てくださいました
「アラ、こんなこと
(スイーツ)も出来るのねー、楽しいわねー」って

展示を見に来てくれる人たち
教室で 普段通りの元気でにぎやかなメンバーの顔
ウィービングを続けていてよかったと、地震で落ち込んだ気持が救われた時間でした

東日本大震災で被災されたみなさまの一日も早い復活をお祈りいたします
そして、再び同じ悲劇がおこりませんように。

(2011・4・8・更新)


東日本大震災

例年なら桜の開花予想も華やかに希望の春であったはずが、
いつかは起こるであろうと予測し慎重に対策を重ねてきた日本人の予測をはるかに超えた巨大地震と、
直後の大津波によって奈落の底に突き落とされる事態が起こってしまいました
テレビから流れる被災地のニュースは、心痛く、胸が締め付けられる思いです。

私の住む地域は幸いにも目立った損傷は免れましたが
度重なる計画停電と、節電のために照明を落とした駅やデパートが災害の大きかったことを、
スーパーやコンビニのからっぽの陳列棚が人々の心の混乱を思い起こさせます

3月11日 午後2時46分 所用で最寄り駅近くの道を歩いていた私は、
普段と違う不穏なざわめきを感じて立ち止まりました。
間もなくゆらゆらと地面が揺れだし、それがだんだんと大きくなり
止めてある車が今にも動き出しそうに揺らぎ、電線がブランコのように揺れるのが見えました。
立っていることは出来ましたが、心臓がばくばく音を立て足が震えました。
足元が崩れるような不安・・・
家族は大丈夫か、そして
2回目の関東大震災がおこったかもしれない、と思いました
揺れが収まると同時に、駅からは電車がストップするというアナウンスと共に、
宮城県で震度7というニュースが聞こえてきました。
え?宮城??
横浜でこの揺れなのに 震源は宮城県?何が起こっているの?

大津波の恐怖・壊滅状態の東北地方の街や集落
燃え盛る石油コンビナート・避難した方々の厳しい現状・増え続ける死者や行方不明者の数
福島第1原発の事故と
目をそむけたくなる現実がいまも絶え間なく映し出されています。

横浜に住む私のところにも、各地の親戚や友人からお見舞いのメールや電話をたくさんいただきました。
イギリス人の友達や、ウィービングのアデリーン先生からも
あなたや日本の人々のために祈っているというメールが届きました。
みんなありがとう
こんなにつらいのに、私は小さな節電やわずかな義援金を出すことくらいしかなすすべがないのです。

この未曽有の大災害でわかったこと、
自分と家族、親、兄弟 親戚 友人知人だけでなく
その人たちを取り巻く人々、それを取り巻く社会
そして遠く離れた名も知らぬ人たちすべてが幸せでないと、
本当の意味での幸せはないのだということでした。

東日本大震災で被災された方々が1日も早く元の平穏と笑顔を取り戻されますようにお祈り申し上げます
そして、福島第1原発で命の危険を顧みず作業して下さっているみなさまに心から感謝致します

(2011・3.20更新
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アトリエたとあ の1年半

私が以前の活動基盤を離れ 新しいグループ「たとあ」を立ち上げてから1年半が過ぎました。
その間、 新し仲間も少しずつ増え
私は、自分で考え決定したことに、一人で責任を持つ という状況に少しづつ慣れ
ウィービング教室はとてもスムーズに進んで行きました。

ウィービングという言葉を初めて聞いたという方
私の書いた案内リーフレットを読んで興味を持ち参加して下さった方
私の作った作品を見て、「感動しました」と言ってきて下さった方
以前からいてくださるみなさんも、ますます仲良く、
やさしく新しい仲間を受け入れてくださり
どの教室もとても楽しい雰囲気です。
*
ですが、メンバーひとりひとりの生活に焦点を当てると
なかなかの苦難に満ちた1年半でもありました。、
自分たちの年齢をかんがみれば、
高齢のご両親を亡くされることは仕方のないことかもしれませんが
お姉さまをがんで亡くされた方、医療過誤で年若い弟さんを亡くされた方もありました。
ご本人が体調を崩されたり、
交通事故に会われたり、ひどい骨折をされたり
ご家族が不調であったり

各教室で
胸が痛くなるような出来事が続きました

その悲しみやつらさを胸に秘め、時には愚痴もこぼしながら
教室での皆さんの表情は明るく、穏やかで
いつも、どの教室にも笑いが絶えないのです。
私は、たとあに参加して下さっているみなさんが、
人として、これまでの人生を
どれほど深くやさしく積み重ねてこられたかというのを感じ
教えられることの多い毎日でした。
**

私自身と言えば、
2006年の赤レンガ倉庫でのグループ展(AMIES WEAVING)以降
本の出版や個展、色々な問題が表面化した教室単位での作品展を経て 
 一人立ちの決心と実行・・と神経をすり減らす出来事が続きました。
2010年は新しく立ち上げた教室の基礎を固め、かなり疲れのたまった自分自身を取り戻すために
教室を始めてから12年目で
初めてイベントが何もない1年になりました。
***

2011年は秋に2回目の個展を予定しています
行事のなかった1年の間に生徒作品は順調に増え、
満1歳になった自由が丘教室でも作品が徐々に出来上がりつつあります。
その作品たちに光を当てるべく、合同作品展もしたいと思っています。
私のテンションはそのまま「たとあ」のバイオリズムにつながって行くのかもしれません
目の前に迫った新しい年には、力強さを取り戻すべく、
再び歩き始めたいと思っています。

(2010.12.1更新)



かんさいべん

私は奈良県境に近い京都府の、のどかな田舎町で育ちました。
結婚と同時にふるさとから離れン十年が過ぎ、その間、夫の転勤に伴い
名古屋、横浜、ロンドン、東京と計8回の引っ越しを繰り返しました。
横浜での生活が一番長くなり、もうとうの昔に、私の生活の根は関西から離れています。
ところが話している言葉はどうもそうではないらしい…

関西出身者の生徒さんのいるクラスでは、つられて私の関西なまりが顕著になり
それも年々ひどくなるみたいなのです・・・
自分では、結構こちらに馴染んでいるつもりなのに(-_-;)・・・

それ、ちょっといがんで(ゆがんで)ますねえ
今度いっぺん(一度)やってみましょう
この毛糸なおして(しまって)ください
なるほど。。言われてみれば…

そのたびに 生徒さん(^◇^)(^◇^)(^◇^)
 私(@_@;) 


それにしても、人間の耳・・感覚って不思議ですね。
私の言葉を聞いて、
いつまでたってもなおらないわねえ。と言う人もいれば、
関西出身だったの?わからなかったわ。という人もいるんですよ。

関西弁談義で、教室は毎回盛り上がっています。

(2010・7・5更新)







の季節

季節はずれの寒さが続いたため、思わぬ足踏みをしつつ
関東もやっと春爛漫の季節を迎えました。
3月最後の自由が丘は、5分咲きながら
遊歩道の桜が穏やかな時間を演出してくれていました。

*
自由が丘の桜並木   鎌倉円覚寺の桜

4月最初の土曜日
私は上大岡教室の皆さんと 鎌倉 円覚寺方丈で行われた
ピアノとバイオリン、チェロのアンサンブル
骨髄バンク主催のチャリティーコンサートに行きました。
*
仏様が見守る方丈で、観客は座布団に思い思いの姿勢でくつろぎ、
金屏風の前に置かれたグランドピアノ
イギリス人ピアニストと日本人のバイオリニストとチェリストが
前半はバイオリンとチェロの小品、後半はベートーベンのピアノ三重奏曲を奏で、
ドイツ語を共通語として会話しながら進行するという
不思議な空間を楽しみました。
*
町全体を覆うように咲き誇る桜、
コーヒーとケーキ、楽しい仲間とのおしゃべり、心を豊かにする音楽・・・
病気と闘う患者さんとそれを支えるボランティアさんのご苦労を
心の隅に追いやることにかすかな痛みを感じつつ
日本人の感性を誇れる季節に感謝のひとときでした。


日本の桜が終わるころ
私たち家族が9年間を過ごしたイギリスの森には
ブルーベルが一面に咲き、真っ青な花の海が広がります。

(2010・4・3更新)





たとあ のたねあかし


横浜上大岡教室の登録名を アミウィービングからたとあウィービング教室に変更し
私の名刺の形ばかりの肩書 
^_^; も 「アトリエたとあ主宰」としたので
新しい名前
が人の目に触れる機会が少しづつ増えてきました。
そのたびに、「
たとあってどういう意味??」 と聞かれます。
*
意味が分かった人には 「私の心からの愛」を、
という太っ腹なプレゼントに応募もなかったので(-"-)
今日は
名前のたねあかしをしましょう。
**
たとあ
 とは、私の名前、タカハラの 「た」 と アヤコの 「あ」 
発想は単純なのに、響きがなにやら意味深なところが気に入っています。
***
そして、もう一つの大切な意味も込めています。
それは、
「あなた と あたし」
*

「仲良く楽しく心穏やかにウィービングにかかわる」
という思いを託すのに
ふさわしい名前ではないかと思いました。
***
実は 「たとあ」に決めるまでに
万人に愛されるような、美しい名前やロマンチックなグループ名を 
いくつも候補に挙げていました。
ところが、誰もが認める素敵な名前は、
ネット検索をすると、同名のグループやお店が何百件とヒットするのです。
私たちのような弱小グループでは、いったい何ページ目で皆さんのお目に留まるやら…
と考えると、ためらわざるを得ませんでした。
そういう意味でも、
たとあ
という名前はとてもメリットがあります。
検索したら1ページ目でヒットしますよ。
**
「名前」は人やモノを表現するための
一番最初の大切なものであると思います。
ですが、マイナーな名前が人やモノと共に成長していくこともよくあることです。
*
いまは少し耳慣れないけれど
たとあ」という名前が、仲間や作品とともに成長して
少しでも大きく感じられるようになれたら、というのが私の願いです。

(2009/11/26)







出会い別れ

自由が丘で
たった一人の生徒さんで始めた極小の教室に
新しい仲間が2人増えました
唯一の必修作品であるタペストリーに取り組んで、
「ウィービングって楽しい!!」という言葉とともに笑顔がこぼれます 。
これこそ私がウィービング教室を続ける理由!
10月中に、まだ何人か仲間が増える予定。 
楽しみです。
*
横浜上大岡教室では
開講初期からずっと仲間でいてくださった最古参のTさんが
「年をとって、皆さんの足手まといにならないように」と言って退会されました。
参加して下さったときに70歳に近かった彼女は
最近も「末期高齢者ですから」と冗談を言いつつ、常に意欲的でした。
たくさんの若々しく緻密な作品と、優しい笑顔で、
私達に「ああいう風に年を取りたい」と思わせる 素敵な素敵な女性でした。
「こんなに楽しい世界を知ることができてとても幸せでした」と言って下さいました。
彼女のいた席が空いているのを見るのはさびしいです。
「あら、どうしたの。何も進んでないじゃないの?」
という言葉がちっとも嫌味じゃなくて、みんなを笑顔にしてくだったTさん
時々顔を見せてくださいね。
そして いつまでもお元気で!!

  
 Tさんの最新作

*

私達の心にぽっかりと空いた穴を埋めるように
8月から新しい生徒さんが参加して下さっています。

(09/09/28)


あたらしい*旅立ちです


私は2009年8月 これまでの活動基盤であったアミウィービングを離れ
心機一転、新しく教室を立ち上げる決心をいたしました。
*
10年余りの活動ををともにしてくださった教室の講師、生徒の皆様
応援して下さいました皆さま 本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます
**
今後は、仲間に頼ることのできない環境となり
2つの教室を私個人で指導していくことになります。
1つは、慣れ親しんだ横浜の教室
また、私の作風を好み、私にウィービングを習いたいと希望して下さる方があり
小さい教室を目黒区自由が丘に立ち上げました。
***
これまでの教室では、3人の作風の違う講師が指導に当たり、
生徒さんに3人分の技術と感性を伝えることができることを誇りとしておりましたが、
実は、3人で3倍のことを教えられていたのではなく、
ひとりの講師が3分の1づつしか大事なことを伝えられていなかったのではないか
と感じるようになったのが、今回の決意をした理由の一つです。
****
今後は ひとりでやって行くリスクはありますが
自分の感性を、自分自身の言葉と方法で
伝えていくことを選択することにしました。
***
あたらしい教室で
これからの新しい出会いに期待しつつ、
楽しく心穏やかにウィービングと向き合うという
原点にもう一度立ち戻りたいと考えています。
**
何回もの生徒さんとの作品展をはじめとして 私自身の個展・作品集の出版と、
実りの多い充実した10年余を送れましたことを感謝し、
それを支えとしてこれからの毎日を過ごしたいと思っています。
*
今後とも、御批評とご指導ご鞭撻いただきますよう
よろしくお願い申し上げます。


2009年 夏   高原綾子





新しい名前

独立するにあたって新しい名前が必要になりました。
無限にあるものの中から、一つを選びだす事、
何の制限もなく自由にできることが
実はすごく難しいことなのだと実感しました。

いろいろ悩んだ末に
私のホームページの名前はアトリエたとあ
新しい教室の名前はたとあウィービングとすることにしました。

どういう意味かって?
わかった方には、プレゼントを差し上げましょう。
私の心からの愛!!

いらないか…(*_*;


(09/08)








ウィービング作品集出版のお知らせ


ンドンでウィービングと出会ってから23年、
ウィービング講師として本格的に活動を始めてから10年がたち、
こつこつと作りためたウィービング作品を集めて、本を出版することにいたしました。

たくさんの作品たちはどれも懐かしく
その時々に一生懸命だった自分を思いおこさせてくれました。
作品とともに、ウィービングとはどういうものか、
私が何を思いながら作品を作ってきたかなども書き添えました。

拙いながらも、これまで重ねてきた思いを自分なりに表現するチャンスに恵まれ、
とても幸せに感じています。
ご批評やご感想などを頂ければ幸いに存じます。

 2008年10月吉日    高原綾子
 





ご案内

ウィービングへようこそ  著者 高原綾子
    本体価格   1800円

住所・氏名・連絡先電話番号等明記のうえこちらからお申し込みください。
誠に恐縮ではございますが、到着後銀行振り込みにてお支払いください。
送料は当方で負担いたします。







個展にご来場いただいた皆様
ありがとうございました



2009年3月6日から自由ヶ丘もみの木画廊にて行いました個展は、
大勢のお客様をお迎えして、無事終了いたしました。

たくさんの方から多くの温かいお言葉をかけていただき
新たな力のわいてくる心地がしました。
これまで、何回ものグループ展を経験しておりますが、
個展ははじめて、自分一人ですることは作品を作ることだけで、
そのほかのさまざまなことは、周りの皆さまの力をお借りして初めて実現することを
しみじみと感じた1週間でもありました。

皆様の温かいお志のおかげで、骨髄バンクに11443円の募金が集まり
また、私自身も、作品及びはがき・カードの売上金の一部を
ささやかではありますが寄附をすることができました。

応援して下さる方々の温かさと、
初めてウィービングに触れて歓声を上げてくださったお客様と
お花いっぱいの会場での
幸せな時間をありがとうございました。

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