Atelier Tatoa
WEAVING(ウィービング) とは
ウィービングとは、英語のWEAVE(織る)の名詞形で織物全般を意味します。
簡単な木枠に釘を打ち、経糸を張って、横糸に毛糸を使います(how to weave のページでご覧いただけます)。
絵筆の代わりに織り針で、絵の具の代わりに毛糸で絵を描けるという意味で、日本語では「手織り絵」と表現しています。
北欧の伝統的な手織物と、ペルシャ絨毯に代表される中東の女性たちの織物手法を源流とするウィービングは、
アデリーン・クラウス先生(ユダヤ人)の独自のセンスと技法を加味して ロンドンで生まれました。
決まり事が非常に少ないためそれぞれの個性に合った作品を自由に作ることができ、
コピーではない自己表現としての作品作りを目指しています。
アデリーン先生
スノードロップ
2000年赤坂におけるグループ展に来日の折 イギリスの冬の凍てついた大地から目を出し
私達に春が近いことを知らせてくれる可憐な花です
WEAVINGには・・
面倒な、目数や段数を数えるという作業はありません。
毛糸の選択は自由で、極太から極細まで、単色はもちろんのこと、色混じり糸・変わり織り糸
もちろんお手持ちの毛糸も使えます。
自分で染めるのも良し、海外まで毛糸探しに行くのも良しですが、
近くの毛糸屋さんで探してくるもので十分素敵に仕上がります。
毛糸以外に使用する道具としては、
木枠・先が曲がっていて縦糸をすくい易くなっている織り用の針数種、
その他は、はさみ・かぎ針など、どこのご家庭にもあるものばかり。
木枠の持ち運びが簡単で、コタツに座ってでも作業できるという手軽さも特徴です。
まず、基礎となる技術をすべて織り込んだタペストリー(gallery Aya ** 礎))を制作します。
これは次からの作品つくりに欠かせないものとなります。
必修となるのはこの作品のみで、
次に、ウィービングの特性を最もよくあらわした「木」の作品(gallery Aya ** 常緑)や
簡単なのにとても素敵に出来あがるクリスマスツリーなどに取り組みます。
ウィービング作品に関して、
「ひとつの作品を作るのにどのくらいの時間がかかりますか」
という質問をよく受けます。
初心者と熟練者ではもちろん出来上がるスピードが違いますが、
まず大事なことは、心を動かされる題材にめぐり合うかどうかということです。
これを作ってみたいと強く思うイメージがあれば、意外と早く出来上がるものです。
もちろんオリジナルの下絵があれば とても素敵です。
個々の好みと達成度により、徐々に
より繊細なもの・アーティスティックなもの・独創性の強いもの等に移行しますが、
教室ではアイデアの提供や下絵からきめ細かく指導致しますので、
これまで絵や手芸に縁のなかった方でも安心して始められます。
同じテーマ・同じ毛糸を使っても作り手の個性によって 全く趣の違った作品が出来上がります。
アデリーン先生から教えを受けた基本となる8種類のテクニックのほかに、新たな技法も開発・加味し、
出来上がる作品に益々表現の広がりが期待できるようになりました。
handweavers studio in London